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2019年7月25日発売のKiss 9月号に連載中の『御手洗家、炎上する』第25話!

 

村田杏子の職業は家事代行。ある日彼女は新規の顧客先である御手洗家に向かうことになる。

 

出迎えたのは美しく厳しい御手洗家の後妻の真紀子。

 

無事採用され、働くこととなった杏子だが、彼女にはある秘密があった──。

 

御手洗家の炎上に隠された秘密をめぐり繰り広げられる、本格ホーム・サスペンスです。

 

単行本も大人気で、現在4巻まで発売されていますよ。

 

今回は最新第25話の『御手洗家、炎上する』のネタバレ、感想をまとめました。

 

前話(第24話)の内容を振り返りたい方はこちら

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御手洗家炎上する【第25話】のネタバレ

母が放火の犯人とされた13年前の火事の真実を求め、杏子は偽名を使い、家事代行として御手洗家に潜入した。

 

一方、杏子の妹の柚子は、母との離婚以来疎遠だった父から情報を引き出そうとするが、真紀子に父と会っていることがバレてしまう。

 

杏子は父の口封じをするとともに、真紀子のマネージャーに転身することで、なんとか難を逃れる。

 

柚子は、もう御手洗家とは関わらないという素振りを真紀子に見せながらも、水面下では13年前の真紀子の交友関係を探ることになった―――。

 

「い、痛いよ…放して。人が見てるから!」

「いやだ、俺がこの数ヶ月どれだけ探したと思ってんの?ちょっとぐらい話を聞いてくれても…」

「や…やめてってば!!」

 

柚子は上に覆いかぶさっていた真二のお腹に膝蹴りを入れ、真二がひるんだ隙に逃げ出した。

 

「…っま、待って!」

 

早足で逃げていく柚子を、お腹を押さえながら真二が追ってくる。

 

「話したいことが山程あるんだよ!…そっちは俺とどういうつもりで会ってたわけ?…俺のこと利用しようと思って接してたの?」

「…そうだよ。真季子さんのこと知りたくて近づいたの。…まあ今はどうでもいいけどね」

 

柚子は母の入院している病院へとお見舞いのためにやってきた。なぜか隣には真二の姿が。

 

「柚子ちゃん…ここって」

「お母さんが入院してる病院。今日は月に一度の検診結果を聞く日なの。…ついてくるのは廊下までにして。お母さんには絶対に会わないで。すごく繊細な病気なの。しんちゃんが大きくなった姿を見せたらお母さんきっと混乱しちゃう」

「…わかった」

 

柚子はすうっと病室の前で呼吸を整えると、明るい笑顔を浮かべ母の元へと歩み寄っていった。

 

「お母さん!ごめんね、最近就活が忙しくてなかなか来れなくって!」

 

病室の中に入らず、真二は廊下で聞き耳を立てていた。気になってそっと中を覗くと、ちらっとだけ、やせ細った柚子の母の手が見えたのであった。

 

お見舞いを終えた柚子と真二は病院をあとにし、二人で歩いていた。

 

「そんなにへこむならついてこなきゃ良かったのに…」

「俺さ、子どもの頃、おばさんに助けてもらってたんだ…。俺、学校に行くのが本当に嫌だったんだ。友達もいないし、勉強も嫌いだし。…母さんにはいつもしっかりしろって怒られてたけど、おばさんは違った。家に招いてくれて、俺のこと笑顔で迎えてくれたんだ。本当に本当に嬉しかったんだ…」

 

昔の出来事を思い出しながら、語りだす真二。

 

「…お母さんらしい。今はもうあの頃のお母さんとは全然違っちゃってね。ずいぶん痩せたし、笑うときも力がなくてさ…弱々しいお母さんを見てると、どうしても考えちゃうの。…あの火事が置きなければって」

「…柚子ちゃん…」

「あの火事が起きてなくてお母さんが今も元気でいてくれたらどんなに良かったかなって…なんて…」

 

涙を浮かべながら母のことを話す柚子を、そっと真二が抱きしめた。

 

「…え…」

「柚子ちゃん。まだ疑ってるんでしょ?火事のこと。お母さんのために火事の真相をつきとめたいって今でも思ってるんじゃないの?あの火事でわかってることがあるなら、聞かせてほしい。…俺も協力する」

「なんで…協力って…」

「もし…おばさんが無実の罪で苦しんでるなら、真相を明らかにして救ってあげるべきだ…!だから今度は嘘つかないで。俺も力になりたいんだ」

 

真二の言葉が柚子の胸に突き刺さる。

 

「…ありがとう、しんちゃん…あのね…」

 

涙を流しながら、真二に向き合おうとしたその時、柚子の手に何かが触れた。

 

「…?」

 

柚子は、真二のジャケットの胸ポケットに何か固い機械のようなものがあることに気がつく。

 

――盗聴器…。

 

「…柚子ちゃん?…どうしたの…?」

 

動きが止まってしまった柚子を心配し、真二が不安そうな顔を浮かべる。柚子が顔を上げると、真二の後ろに、真季子の影が見えた…。

 

――どんっ!!

 

思わず、真二を突き飛ばした柚子は、そのまま明るい口調で話し始めた。

 

「いや、ごめんごめん!就活でちょっと疲れちゃったみたい!しんちゃんなんか誤解してない?私の中で放火の件はとっくに終わってるよ?」

「…誤解?…ほんとにそう思ってるの?もし俺に気を遣って…」

「ウッザ!!イライラするの!…今だから話すけど、しんちゃんと会うたび、心の奥底でムカついてムカついて、仕方なかったよ!…もう余計なこと考えないで、とっとと医者になってよ。あの家のお金とコネじゃんじゃん利用して、私が文句言えないぐらい、立派なお医者さんになってよ。…そうじゃなきゃ一生恨む」

「――わかった。…もう会わないよ…」

 

真二は柚子の背を向け、歩き出した――。

 

――あぶなかった。また同じ間違いをするところだった。あの時あたしが話してたら、また真季子にこっちの手の内をバラしてた。あれが正解だった。…ごめん、しんちゃん。でもあたしはこの道を進むって決めたから――

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御手洗家炎上する【第25話】を読んだ感想

以上、最新話第25話のネタバレでした!

 

今回の話のメインも柚子でした。

 

偶然再会した真季子の息子・真二に捕まってしまい、話をすることになった柚子。母のお見舞いにまで付いてきた真二ですが、柚子の母の現状を知って、協力したいと申し出ます。

 

その優しさを受け入れようとした柚子ですが、間一髪、盗聴器の存在に気が付き、以前のような二の舞を踏むことは避けられました。

 

優しさから真二を突き放した柚子と、真実を知らない真二、二人の関係は今後どうなっていくのか、続きが非常に気になりますね。

 

次回最新話が掲載されるKiss11月号は2019年9月25日発売予定です。お楽しみに!

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