2019年7月25日発売のKiss 9月号に連載中の『アリスとアマリリス』第18話!
生成ありす、小学5年生。美人なママと頑張り屋のパパと3人で暮らす、絵に描いたような幸福な家族。
しかし予期せぬ訪問者が現れて家庭は様変わりしてしまう──。厳しい状況の中、手を取り合うママとありすだが…?
単行本も大人気で、現在3巻まで発売されていますよ。
今回は最新第18話の『アリスとアマリリス』のネタバレ、感想をまとめました。
アリスとアマリリス【第18話】のネタバレ
かつての同級生・友郎から理一の父が自分たちを追うヤミ金業者・講談キャッシングを経営していることを知らされたアリス。
昔、理一の取った不自然な行動の意味を確かめるべくありすは理一に手紙を出し、埼玉に向かう。
思い出の神社に行くと、そこには自分を待つ理一の姿があった。8年ぶりに再会を果たした二人は・・・?
「…あっちゃん、ずっと会いたかった。あっちゃんのことずっと探してたんだ」
「でも手紙の返事くれなかったし、あたしが会いに行ったときも知らないって…」
「うん、そのこともずっと謝りたかった…。ごめん、はじめから全部話すから…きいてほしい」
――私達は子どもの頃のように神社の階段に並んで座った。あの時と同じ、茜色の空の下、金色の世界の中で。
気がついたら日が暮れて、空には星が煌めきはじめていた。
逃げ続けなければいけなかった、私と同じ様に。母親が嫁いだ家から逃げられなかったあっくんもまた――
「…いろいろあったんだね」
「あっちゃんに比べれば全然。あの時は辛かったけど、もとはといえば全部うちのせいだから。それを償うことだけをモチベーションにして今まで生きてきた…。あっちゃん達の居場所をどうしても見つけられなくて…。」
「中3の夏、夜行バスで仙台に向かったから。…誤解が解けてよかった」
「あの男はとっくに追放されてたんだ。それに講談キャッシングももうすぐなくなる。今、僕が残務処理をしているから。だからもう何も心配いらないよ。…約束する」
「…は、早く帰ってママに知らせなきゃ!何も言わずに出てきちゃったから」
――私達は小6のあの日のように、駅までの道を並んで歩いた。
だって、きっとまたすぐ会えるから。
ありすと理一はお互いの連絡先を交換し、それぞれの家へと帰っていった。
――それからじわじわと実感がわいてきた。仙台での日々はそれなりに落ち着いていたけど、いつも(仮)の字がついている感じで。秘密を抱えてる後ろめたさから、誰にも心を許せなかった。
そんな生活でもなんとか笑って暮らせたのは、どんなときもタフな母と、こまっしゃくれた小さい妹のおかげ――
家に帰ったありすは、ママにあっくんから聞いた話を伝えた。
「ほんとに…?ちょっとまって、最初から順序立てて説明して!」
「だからもう4年前に借用書は破棄されてたの!ほんと!よかったね!ママ!」
ありす、母、ココはぎゅっと抱き合い、喜びを分かち合った。
――その夜は眠れなかった。目の前の霧が晴れて昨日までとは違う明日がはじまる。そんな予感と、あっくんと再会できた現実に今更胸が高鳴って――
母は師範として勤める道場の松岡にも真実を伝えた。
「昔の弁護士さんに連絡をとって調べてもらったら、確かに廃業手続き中でした」
「そうか、それは良かったな!これでようやく道場のパンフレットやサイトに名前や写真が載せられるな!しかしあいつが蒸発して8年か…よく頑張った…」
一方、タイにいるありすの父は、道場のサイトで母の写真を見つけていた。
「仙台…キナリ…じゃない。アザミノリズ…」
アリスとアマリリス【第18話】を読んだ感想
以上、最新話第18話のネタバレでした!
理一と再会を果たしたありすは、自分たちがもう逃げなくても良いという真実を知ることができました。
母と妹と喜びを分かち合うありす。タイに住んでいる父も仙台にありすたちがいるという事実を知ることになり、これから家族が再会する日も近いかもしれないですね。
次回以降の展開が気になります。
次回最新話が掲載されるKiss10月号は2019年8月24日発売予定です。お楽しみに!