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2019年7月25日発売のKiss 8月号に連載中の『ながたんと青と』第17話!

 

昭和26年、京都。老舗料亭の娘・いち日は、戦地から還らなかった夫に、包丁を遺された。

 

ホテルの厨房に入り、西洋料理の世界で自立していくと決意していたのに、34歳の今になって19歳との縁談がもちあがり──。

 

戦後京都の料亭が舞台の、 美味しく麗しい恋物語です。

 

単行本も大人気で、現在3巻まで発売されていますよ。

 

今回は最新第17話の『ながたんと青と』のネタバレ、感想をまとめました。

 

前話(第16話)の内容を振り返りたい方はこちら

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ながたんと青と【第17話】のネタバレ

大阪に帰ったまま帰ってこない周を迎えに、山口の家を訪ねたいち日。

 

早く「桑の木」をホテルにしてしまいたいと周の兄・縁には酷い対応をされるが、周は堂々と「一年以内に結果を出す」と宣言。

 

そして、夜――。いち日は周のヒミツを知ってしまい……。

 

「あけましておめでとうございます」

 

1月1日を迎え、いち日は持参したおせちを、周の家族へと振る舞っていた。

 

「うまい、いち日さんの料理は独特のやさしい味がするんやなあ。寿命が伸びそうや。ところで、昨日は縁が失礼をしたらしいなあ」

 

おせちを口にした義父から、昨日の話題を振られ、少し緊張するいち日。

 

「あ…いえ…そういえばお義兄さんは?」

「今朝から挨拶まわりに行ってるんよ。…ああもう時間か、いち日さん、バタバタして悪いなあ。また遊びに来てな」

「あっはい、すみません、突然お邪魔して」

 

忙しく席を立つ義父であったが、去り際にいち日と周へ言葉をかけた。

 

「周、いち日さん。一年猶予をもったのは、何もおまえたちのためだけやないさかい。縁はまだやり方に焦りが見えていかん。せっかくの良い地盤――台無しにしとうないだけや。地元の信用も大事やさかいな。一年経って成果が見られんようならば容赦せんからな。覚悟決めておくんやで。気張りいや」

 

食事を終えた周といち日は、みちやを連れて周の部屋を訪れていた。周の部屋はとても広く、天井まで届く本棚には本がたくさん揃っていた。

 

「みちやに欲しいものがあればあげたくて。本とか地球儀とか」

 

――ここが、周さんが育った部屋…。

 

珍しいモノばかりの部屋に夢中になっているみちやと周を部屋に残し、いち日は一人家の中を散歩することにした。

 

広い家の中を歩いていると、甘い匂いが漂っていることに気がつく。匂いのする部屋を覗くと、義姉の鈴音がいた。

 

「あっいち日さん、良いところに!教えてください、マドレーヌの作り方を!縁さんの好物なんですが、失敗続きで…」

「縁さんの…好物って…ソースやないんですか?」

「ああ…昨日は失礼しまして…。ホンマは甘党なんです。お正月あちこち挨拶まわりする縁さんに、日持ちして美味しいマドレーヌを作ろ思たんですが…」

 

鈴音の申し出を快く引き受けたいち日は、一つ一つ丁寧に作業を進め、美味しそうなマドレーヌを焼き上げた。

 

「あの、いち日さん、うちのことは鈴音と呼んでください」

「はっそうですね、お義姉さんって逆に申し訳ないというか…あの、鈴音さんと周さんは」

「はい、周くんとは同級生、幼なじみです。今はアメリカにいっている次男の栄さんが間に入ってくれると少し違うんですけど、縁さんと周さんは昔からそりが合わんようで…。

うちは子どもの頃から縁さんの許嫁やったさかい、なかなか周くんの味方をすることはでけへんかって。周くんが落ち着いてやさしくならはったのすごいな。いち日さんのおかげやなと思うてます」

「やっそんな…うちは周さんに迷惑かけてるばかりやし…」

 

――鈴音さんのその表情はどういう気持ちを秘めたもんやったんか、うちには分からんくて、ただ、もし想い合うとる仲やったらせつないなぁ、と思うた――

 

その日の夜、周に連れられて、いち日とみちやはホテルに食事に出かけた。食事を終えたタイミングで、周から支配人を紹介されるいち日。

 

「長田支配人。こちらが料亭『桑乃木』の料理長・桑乃木いち日です」

「はじめまして」

「お~あなたが周ぼっちゃんの奥様かね!?そちらが軌道に乗ればうちもおいしいですし、ま、何よりうちは周ぼっちゃん派ですさかい、よろしくお願いしますね」

 

眠ってしまったみちやを連れて、家へと帰る電車の中で、いち日は鈴音の話題を切り出した。

 

「あの、鈴音さん、えらい優しくて美しい人でしたね」

「…そうですか」

「周さん…も、大阪弁使わはるんですね。鈴音さんとのお話聞こえてもうて」

「え」

 

顔を赤らめて恥ずかしそうにうつむく周。

 

「え、わっあ、すみません!余計なこと言うて」

「わ…かりましたか、すみません、結婚してる身でありながら」

「あ、はい最初にそうお話ししてくれはりましたし」

 

――そんな素直な反応を見せると思わなくて、ついついかわいいと思ってしもうた。…ええなあ―――

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ながたんと青と【第17話】を読んだ感想

以上、最新話第17話のネタバレでした!

 

周の義姉にあたる鈴音の優しくて美しい姿に触れ、周が好きになるのもわかると思ってしまったいち日。

 

気になってしまい周にその話題を振ってしまい、あからさまに照れる周を見て、少しチクッとした痛みを感じたかもしれませんね。

 

鈴音を含め、周といち日の関係がどのように変わっていくのか、これからの展開が楽しみです。

 

次回最新話が掲載されるKiss10月号は2019年8月24日発売予定です。お楽しみに!

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