2019年8月8日発売のプチコミック9月号に連載中の『恋人は旦那さま』第26話!
多忙な姉の代理で、お見合い話を断りに行ったその先で、出会った男性に「ついうっかり」の逆プロポーズ&結婚成立!?
家族愛にあふれた結(ゆい)と、モテそうなのにちょっと不器用な幸介(こうすけ)さんの、新婚ラブ&ライフが描かれているマンガです。
単行本も大人気で、現在4巻まで発売されていますよ。
今回は最新第26話の『恋人は旦那さま』のネタバレ、感想をまとめました。
恋人は旦那さま【第26話】のネタバレ
恋愛まんがのラストシーンはいつだって結婚式だった。それが“ハッピーエンド”なんだって思ってた。
ある日、結のイトコであるキヨミが結の姉の家へとやってきた。一人娘であるマユちゃんを連れて。離婚しようと考えているらしい。
――キヨミちゃんは従姉妹の中で一番頭が良くて、一番いい大学に行って…一番に結婚して私の憧れだった。初めて見た結婚式はとても素敵で幸せそうで…幸せそうだったのになあ…。
「“優等生”のキヨミにしては、ずいぶんと思い切ったな。子供連れて家出か…」
「うん…あの義実家じゃ話すこともできなくて…突然来ちゃってごめんね。あの人には『東京で二人きりで話したい』ってメッセージしたけど、返事ないんだ。ダメだったら一度…実家に帰ろうと思ってる。夫にも父親にもなれない人とは暮らせない。マユのためにも私が頑張らないと…」
――“離婚”…。結婚した夫婦の3割が離婚するって聞いたことがある。きっとみんな“好きな人”と結婚したはずなのに…。この先考えることがあるのかな、私と幸介さんにも…。
姉の家を後にした結は、幸介と食事に行くため、待ち合わせ場所へと向かった。
「結さん、待った?」
「いえ…」
「…あの…この子は?」
幸介の視線の先には、なぜかキヨミの娘・マユの姿があった。
「マユちゃん!?ついてきちゃったの!?」
マユはじっと幸介のことを見つめる。
「はじめまして、フジタマユです。あのね、きょうから、マユはユイちゃんのコドモになります。よろしくお願いします」
――え!?何!?!?
結がキヨミに連絡を入れ、とりあえず3人で食事をし、少し遊んでからマユを送り届けることになった。
「ユイちゃん心配しないで。マユはかわいいけど、ユイちゃんとコースケさんのジャマはしないわよ。それにね、おじさんはマユのタイプじゃないの」
大人びたマユの発言に驚きつつ、マユの気持ちを確かめるために、食事を終えた3人は水族館へと足を運ぶことにした。
「たくさんいる!なんていうオサカナなの?すごーい!」
――よかった、マユちゃん楽しそう。
「幸介さん。このまま館内歩いてたら、マユちゃん疲れて眠くなっちゃうと思うんです。そうしたら送っていきますね」
「うん、でもそれはどうかな。彼女には彼女の理由があって結さんに付いてきたんだから、そこを解決しないとまた繰り返すと思うよ?子供だからとだまし討ちのようなことは僕はしたくない。一回りしたら彼女に聞いてみよう」
「ふふ…。私は幸介さんと結婚してよかったって思いました」
二人のやり取りを見ていたマユが、結に話しかける。
「ねえユイちゃん。ママはのんびりしてるかなあ…」
「マユちゃんが帰るの待ってるよ?」
「あのね、でもね、マユがいるとママはがんばらなきゃダメなの…マユ知ってるんだ。本当はママはとってもつかれてて、のんびりしたいんだよ…」
――マユちゃん…こんな小さな子がそんなこと考えていたなんて…。
泣きじゃくるマユのそばに、幸介がそっとしゃがみ込む。
「マユちゃん。そういう時は“ありがとう”って言えばいいんです」
「…ありがとう?」
「うん、大人だってご褒美がほしいんですよ。だから頑張るんです」
「ごほうびってなに?」
「たとえば、一等賞とか金メダルみたいな…」
――不思議。幸介さんはいつもいつも私よりわかってる気がするの。“私の本当にほしいモノ”
「結さん、帰りましょう」
「はいッ…え?」
「あのね、ママにきんめだるあげるの。コースケさんとつくるの。ママよろこんでくれるかな?」
結の家で幸介と一緒に作ったメダルを持って、マユはママの元へと帰っていった。
それを見届けた二人は、自分たちの家へと帰宅する。
「離婚…しちゃうのかな…」
「どうでしょうね。でも無理をして続ける結婚生活は不幸です。いろいろな人がいますからね、僕はラッキーでした」
――私達の結婚生活はたった2年。
「結さんと結婚してよかった。…“結さんの隣にいてもいい”そういう権利を僕はもらったんです。なんでもないことが嬉しかったり、悲しかったり。結さんといるとわかる気がする。“愛しい”ってこういうことなんだって…」
――いつまでも、いつまでも、どうかいつまでも続きますように…――
恋人は旦那さま【第26話】を読んだ感想
以上、最新話第26話のネタバレでした!
今回のお話は結のイトコであるキヨミの離婚相談から始まりました。
離婚と聞いて自分たちのことが不安になりますが、キヨミの娘・マユちゃんへの接し方を見て、幸介と結婚してよかったと再認識する結。
幸介も結と結婚してよかったという気持ちを、言葉にして伝えてくれました。
この二人ならいつまでも仲良く夫婦として過ごすことができますよね。次回はどんなお話なのか、楽しみです。
次回最新話が掲載されるプチコミック10月号は2019年9月6日発売予定です。お楽しみに!