はいさい!ミショーです。
今日の映画レビューは「ペンタゴン・ペーパーズ」です。
スティーブン・スピルバーグ監督作で同時期に「レディープレーヤーワン」も公開されています。
「レディープレーヤーワン」とはうって変わって、社会派な作品になっています。
ペンタゴンペーパーズ(映画)のあらすじとネタバレ
舞台はアメリカの新聞社。
ベトナム戦争が泥沼化する中で、政府がくだんの戦争についてまとめた機密文書、ペンタゴン・ペーパーズをスクープするか否かで揉める新聞社を描いています。
主演はメリル・ストリープとトム・ハンクス。スピルバーグ監督作品にトム・ハンクスを起用すれば面白くないはずがないのは、「プライベート・ライアン」などでご承知の通り。
トム・ハンクスは絶対に公表すべきだと主張しますが、そんなことをすれば政府に圧力をかけられ、会社ごとなくなり、社員たちは路頭に迷う危険すらあります。
メリル・ストリープはこの新聞社の女社長で、ジャーナリズムの精神か、社員の生活と会社の存続を守るかに非常に悩みます。この葛藤はすごく共感します。
実際にライバル新聞社は同様にスクープをしたら、見せしめのごとく政府にダメージを与えられています。
社員の多くも生活を失いたくないため、スクープには反対します。トム・ハンクスの必死の説得にも耳を傾けてはくれません。
しかし、そうしている間も遠く離れたベトナムでは若者たちが亡くなっていっているのです。
この状態を打破するには、政府の機密文書を暴き、国民世論にいかにベトナム戦争は悲惨であり、泥沼化しているのかを問わなければなりません。
それがジャーナリズムの精神だといわんばかりに、口角泡を飛ばし社長に直訴するトム・ハンクス。
そしてすべては社長の判断に任せられることに。
メリル・ストリープは長い沈黙の果てに文書を誌面で公表することを決意。そこから怒涛の印刷作業が始まります。そこのシーンがまた素晴らしいです。
昔の新聞文化を忠実に再現し、輪転機などの描写もリアルで、インクのニオイが伝わってくる気がするほどです。
何万部も印刷されていくなかで、トム・ハンクスとメリル・ストリープが歩く姿は映画史上に残る名シーンだと思います。
さて、ここで終るのかと思いきや、いきなり画面は夜のビルへと転換。
何事かと思っていると、警備員が侵入者に気づいたような素振りをみせ、カメラは一気にビルの外へ。
そこで浮かび上がるは、ウォーターゲートビルの文字。そう、かの有名なウォーターゲート事件の始まりを描いています。
これはどういうことなのか。ウォーターゲート事件を描いた映画として「大統領の陰謀」がありますが、そのリメイクをスピルバーグ監督が撮るという示唆なのか。
真相はわかりませんが、最初から最後まで気の抜けない作品なので是非おすすめです。
ペンタゴンペーパーズを配信している動画サイトは?
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