2019年2月25日発売のKiss 4月号に連載中の『やんごとなき一族』第19話!
佐都は恋人の健太からプロポーズされる。健太は芦屋の富豪・深見家の次男なのだが、庶民的な健太に親近感を持っていた。
しかし健太に連れられていった深見家は佐都の想像を絶する大邸宅だった。厳格な父・圭一により佐都は門前払いにあう。
二人は駆け落ち同然で入籍、圭一はある策略を思いつき二人の結婚を認める。
一族の真実の姿とは──?
単行本も大人気で、現在3巻まで発売されています。
今回は第19話の『やんごとなき一族』のネタバレ、感想をまとめました。
やんごとなき一族【第19話】の内容をネタバレ
再び深山家へ戻った佐都は一族に無視されるが、女主人を目指して心機一転、再スタートする。
健太と佐都は大きな商談を成立させるため、パーティーへ乗り込むが、デザイナー・キャメル氏にはなかなか接触できない。
そこに義父・圭一の愛人が現れて、自分に頭を下げたらキャメル氏がいる会員制のお店に連れていくと言われるが、佐都は毅然として断る。
何とか紹介者を見つけた佐都はお店に乗り込み、キャメル氏に接触。好感触を得る。そして・・・
キャメル氏の好感を得た佐都と健太は、今がチャンスとばかりにもてなす。
まんぷく屋の名物であるどて焼きを持って佐都が現れると、キャメル夫妻はその味に感動し、より好感を得たようであった。そんなキャメル氏たちの雰囲気を見て喜び合う健太と佐都。
しかしその二人の様子を快く思わない兄夫婦は苦虫を嚙み潰したような顔をしていた。
一方、話が盛り上がっていた健太とキャメル氏はビジネスの話へと展開していく。
「僕は民泊の経営を進めたいと思っており、そこでぜひ一緒にビジネスを展開したいのです!」
「ぜひ!私も日本への進出を考えていましたから!」
2人は固く握手を交わし、健太と佐都の目的であった商談の成立がなされたのであった。
「佐都!ありがとう!佐都のおかげだ」
「ああ、よかった。私が初めて役に立てたのね!」
喜ぶ2人とは対照的に、商談が取れなかった兄夫婦と義父は冷え切った態度であった。
翌日の日曜日、寝ていた佐都のもとに義母から電話がかかってくる。
「キャメル氏を紹介して下さった根岸さんから、お見合いについて話をされたんだけど、佐都さんなにか知ってる?」
「お見合い・・・あぁ!」
実はキャメル氏の紹介と引き換えに、健太の妹有沙のお見合いを組むことを依頼されていたのである。
「すっかり忘れてた・・・なにも問題が起きないといいけど」
「え、私がお見合い!?会う気もないし、断って!」
突然のお見合い話に激高する有沙。
「有沙のお見合いはまだ考えていなかったが、断るわけにはいかん。・・・ったく、佐都のせいで」
義父のいやみを聞いた有沙は、お見合い話を持ってきた佐都につめよる。
「サイアク!自分たちの利益のために私を売ったってこと!?
あんた、なんでこの家に戻ってきたのよ!大嫌い!」
「すみません!」
———有沙さんが起こるのも当然だ。絶対にこのお見合いは断らないと・・・。
義父の押切りもあり、お見合いは強行されることに。
相手として現れたのは富豪の子息ではあるが、見た目も性格も受け入れがたい男であった。
佐都を含め家族のほとんどが断る方向であったが、相手側の人脈の広さを手に入れたかった義父はお見合いを受け入れてしまう。
「うそでしょ・・・そんなのひどすぎる!
どうしよう、こんなことになるなんて———」
家に帰り泣き叫ぶ有佐を閉じ込める義父。
「オヤジ!頼むからこれ以上犠牲者を出さないでくれよ!」
「何を言う。お見合いのきっかけを作ったのはお前たちじゃないか。
いい縁談をありがとう、佐都さん。お手柄だ」
自分の利益のみしか考えていない義父の言葉にぞっとする佐都。
「私の責任だ・・絶対なんとかしなくちゃ———」
やんごとなき一族【第19話】を読んでみての感想
以上、第19話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
マンガの中に出てくる商談やホテル、お見合いなどはザ・お金持ちの世界で、読んでいていとても新鮮です。
義父も描いたとおりの悪者ですが、その人の心が変わるときが来るのか、これからの展開が見ものですね。
果たして佐都と健太は義父や義兄妹と分かり合える日はくるのでしょうか?
次回最新話が掲載されるKiss5月号は2019年3月25日発売予定です。お楽しみに!