2019年7月25日発売のKiss 9月号に連載中の『世界で一番早い春』第8話!
晴田真帆、26歳漫画家。
大ヒット作品を描き上げ、いよいよ次の新連載を開始させるはずだったが、彼女の心には高校時代の「ある後悔」が引っかかっていて…。
単行本も大人気で、現在1巻が発売されていますよ。
今回は最新第8話の『世界で一番早い春』のネタバレ、感想をまとめました。
世界で一番早い春【第8話】のネタバレ
晴田真帆は大ヒット作品を完結させた26歳の漫画家。
漫画賞を受賞するなど順風満帆の漫画家生活のように見えたが、実は真帆の描いてきた漫画は10年前に亡くなった高校の先輩・雪嶋の設定ノートを形にしたものだった。
この作品を先輩に返したいと願う真帆は、部屋で足を踏み外したことをきっかけに高校時代にタイムスリップしてしまう。
そして2回目の高校生活をやり直し始め、運命を変えられる感触を掴むが、再び雪嶋の死に直面する。
絶望の中、またタイムスリップを経験してしまった真帆は、同級生の嵐にタイムスリップしていることを打ち明け、ふたりはタイムスリップの真相解明に乗り出すのだった・・・!
「まさか…こんなにうまく事が運ぶとは…」
「ゴリラ先生の仕事場が見られるなんて、嬉しすぎてまだ手が震えてるよ」
「あんた、本来の目的を忘れないでくださいよ?僕たちはタイムスリップの謎をつきとめるために…雪嶋先輩とゴリラ先生を探るんですから」
「はい!」
翌日、部室で作業を進めていた二人のもとに、雪嶋先輩がやってくる。
「ゴリラさんとこの見学、再来週の土曜日になった。お前らせっかくプロの現場に行けるんだから、ネームくらい持ってって読んでもらえよ」
「え、待ってください!僕の作品は短いものでもノート5冊分はありますけど!」
「わ、私今ストーリーのストックも無い…です!」
慌てる二人を一刀両断する雪嶋。
「まだ2週間以上ある、何ページでもいいから形にしてみろよ。それと、晴田。できない、できないって…お前は今何をしてるんだよ。悩んでるの言い訳にして、ただ立ち止まってるだけじゃねえのか?」
「…すみません…」
きつい言葉をかける雪嶋からかばおうと嵐が口を開こうとするも、それを真帆が止める。
「…私が一作でも投稿作を描いてきたから…自分にできる一番のアドバイスをくれてるんですよね。…私、頑張ってみます!」
――あの絶望も、後悔も、絶対に繰り返したくないから。もう逃げない
家に帰った真帆は漫画について考え始め、雪嶋の言葉を思い出していた。
『自分が読みたいものを描こうとしすぎだから、ストーリーが複雑になるんだ。読みたいものじゃなくて、伝えたいことを描け』
「伝えたいことかあ…世間に不満もないし、人生3周目だけど人様に語れる経験もないし…。言葉にしちゃうとなんかすごく軽くなる気がしてうまく伝えられないんだよな…」
何度かの雪嶋のチェックを受け、ようやく真帆はネームを完成させることができた。
「思い出せたんです、私。漫画を描き始めたきっかけ…」
「そうか…。ギリギリだったけど、これで全員ネーム完成だな」
部活を終え、3人はアイスを食べながら並んで歩いていた。
「あの…雪嶋先輩はいつから漫画を書き始めたんですか?」
「確かに気になりますね。この若さでプロデビューですし…相当小さい頃から目指していたんですか?」
「…」
――俺には…晴田や嵐みたいな『いい話』を作ることはできない。漫画を書き始めたきっかけは…気がついたからだ。…没頭するほど時間が早く過ぎるって…
世界で一番早い春【第8話】を読んだ感想
以上、最新話第8話のネタバレでした!
ゴリラ先生の部屋へ見学に行くことがきまり、3人それぞれがネーム作成に取り掛かることになりました。
なかなか思い通りに描けない真帆も、漫画を書き始めたきっかけを思い出し、なんとか完成させることができました。
雪嶋に漫画を書き始めたきっかけを尋ねるも、何か不穏な過去の思い出がありそうですね。今後の展開への伏線でしょうか。
これからのお話の展開がどうなっていくのか、楽しみですね!
次回最新話が掲載されるKiss11月号は2019年9月25日発売予定です。お楽しみに!