2019年3月1日発売のBE LOVE 4月号に連載中の『ニコ色のキャンバス』第3話!
大阪のド田舎、絵画・彫刻・音楽・映像・漫画に舞台、“芸”というものなんでもござれの総合芸術大学を舞台に繰り広げられる変人たちの青春譚である。
瀬戸内海の小島から大学入学のため大阪にやってきた空野ニコ。入学早々、ゼミの先生・影リンと対立し、ゼミを追放されてしまう! 影リンをギャフンと言わせるため一発逆転の策を思いつくのだが!?
単行本化はまだされていません。発売が楽しみですよね。
今回は第3話の『ニコ色のキャンバス』のネタバレ、感想をまとめました。
ニコ色のキャンバス【第3話】の内容をネタバレ
「落ちこぼれを集めて展示会をやるの!その名も!『落第展!!』
教室に集まって、影リンをギャフンと言わせるための策を考えていたニコはそう叫んだ。
「それよ!大成功したらそればきっかけで有名になる!」
「ブラボー!そうこなくちゃ!」
自信満々にニコの手を取り、語りだす東郷。
「ニコちゃんをプロデュースする!ニコちゃんが制作に集中できるよう、僕がサポートするんだ。そして僕らで日本のアートシーンを変えるんだ!」
「なんだかよくわかんないけど、おもしろそう!よろしくね、トーゴーさん!」
落第展の前哨戦として、ライブペインティングを行うことを決めた3人。
ニコは絵の制作のために美月と買い出しに来ていた。
「どんな絵描こうかな・・・大きい筆は高いな。もう自分の髪切って作ったりして!」
独り言をぶつぶつと言うニコに不安を隠せない美月であった。
髪をお団子にまとめ、一人部屋にこもり、下絵を描き続けるニコ。
キャンバスに近づきすぎてお団子が絵具につき絵に〇模様を映し出していた。
「ん?なんだこの〇。あ、髪についた絵具のあとか・・・」
そして迎えたライブペインティング当日。
トーゴーが作成した巨大宣伝看板と、美月が配布したチラシの効果もあって、ちらほら人が集まりだしていた。
音楽が流れ、登場するニコ。
「皆さんごひいきに。笑顔(ニコ)の海のライブペインティングにようこそ!」
自分手作りのまわしを身に着けた不思議な世界観のニコに集まった観客たちは呆然。
するとニコは絵具の入ったバケツにお団子にした自分の髪の毛を付けた。
「あはははは!」
ニコの不思議な行動に惹かれ、笑いが起こる会場。
空を見上げてほほ笑んだニコは、お団子をほどく。すると、絵具が染み渡った長いポニーテールに。それは巨大な筆のようであった。
———お母ちゃん、見とってね。
ヒュっ!バシッ!!
「髪の毛で、アクションペインティング・・・!?」
ニコは髪の毛の筆を使い、豪快に龍の絵を描きだした。
「・・・ふぅ。できた」
あははっははっ!出来上がりを静かに見守っていた観客から笑いが起こる。
「あーおもしろかった」
「反則だろ、あれ」
「こんなん見たことねーわ」
盛り上がる観客たちに照れ笑いを浮かべるニコであった。
「ハイハーイ!歴史的瞬間に立ち会えた幸運なみなさん!
こちら空野ニコ主催の『落第展』!来月から学内ギャラリーにて開催します!
どしどし拡散しちゃってね!!」
声を張り上げ、落第展の広報をする東郷。宣伝にはばっちりのアクションペインティングとなった。
「華々しいデビュー戦、大成功だ、おめでとう
この勢いで目指せ、入場者千人だ!」
前哨戦の成功に、盛り上がる3人であった。
ニコ色のキャンバス【第3話】を読んだ感想
以上、第3話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
落第展の前哨戦として行ったライブペインティングは大成功に終わりました。まさか自分の髪の毛を筆代わりに使用するとは・・・。ニコちゃんだから思いつく方法ですね。
落第展に向け、幸先の良いスタートを切った3人。次回以降の話の展開が楽しみです!
次回最新話が掲載されるBE LOVE5月号は2019年4月1日発売予定です。お楽しみに!