2019年3月8日発売のプチコミック 4月号から連載が始まりました『私が恋などしなくても』第1話!
『きっと愛してしまうんだ』で大人気の作家「一井かずみ」先生の待ちに待った新連載です。今回のお話は、なんと女性向けコミック誌の編集部が舞台となります。
女性向けコミック誌の編集者・結芽(ゆうめ)は、実は恋愛経験ゼロ。理詰めでラブストーリーに取り組む彼女に、ヒットメーカーの先輩・成川(なるかわ)が“リアル”を伝授したらどうなる・・・!?
編集部の裏側も知ることができる大人気確実のマンガですね。
今回は第1話の『私が恋などしなくても』のネタバレ、感想をまとめました。
私が恋などしなくても【第1話】の内容をネタバレ
——恋愛ってなんですか?
茅野結芽(ちのゆうめ)25歳。彼氏いない歴 年齢に同じ
女性向けコミック誌の編集者である結芽は、先輩編集者である成川が、受け持った担当作家から告白されている場面に遭遇する。
「またか。よくあること。自衛しろよ、モテ男め・・・」
——ここはすべてが恋愛。ここは少女まんが「コミックViola」の編集部
担当しているベテラン作家の夜桜れい華とカフェで打ち合わせをする結芽。
「成川さん、また作家さんに告られてたんだって?モテるわよね~」
「モテてる自覚あるんだし、作家さんのあしらいを心得るべきです。私よりずっと有能なとこはすごいですけど、人の気持ちを邪険に扱う人は尊敬できません」
「ふふっ茅野ちゃん、いい子ね」
結芽が編集部に戻ると、編集長に呼ばれ、2年担当してきた素子先生の連載を閉じることを告げられた。
一番力を入れていた作家さんだっただけにショックが大きい結芽であった。
新しく担当になる成川と、引継ぎのために素子先生の元を訪れた結芽。
「引き継ぐ成川です。よろしくお願いします。」
「成川さん・・・厳しいと伺ってます。やっぱり私崖っぷちですか?」
「いえ全然。ところで僕、素子先生のまんが嫌いです」
突然の成川の言葉に言葉が出ない結芽と素子先生。
「で、担当するにあたって、僕なりに作品読んでみたんですけど」
——ドサッドサッ!
紙袋から大量の付箋が付いた漫画を取り出す成川。
「なに、これ・・・」
突然の行動に驚く結芽。
成川は、1冊1冊手に取りながら、付箋の箇所で感じた違和感を的確に話していく。
「僕思うに先生の個性は、いい意味での『間のズレ』です。なのにキャラクターに踏み込み足らない。印象がぼんやりしてしまう」
呆然としながらも成川の言葉に耳を傾ける素子先生。
「具体的にまとめてみました。嫌でなければお読みください」
成川が差しだしたノートには小さな字でびっしりと書き込みがしてあった。
「先ほどは濁してすみませんでした。
先生は今、崖っぷちです。・・・踏ん張りましょう」
立ち上がり頭を下げる成川。
素子先生の目からはぽろぽろと涙があふれてきた。
「・・・はい、頑張ります、成川…さん…」
———ああ、私、成川さんに負けたんだ。
その場にいるのが気まずくなった結芽は急用と嘘をつき、トイレに立ってそのまま部屋を後にした。
「なんかなぁ・・・こんなのは編集として、無様だ・・・」
「茅野!・・・結芽さん!」
いきなり大きな声で名前を呼ばれ驚く結芽。振り返ると息を切らした成川がいた。
「びっくりした・・・打ち合わせは?」
「切り上げたよ。女性作家と個室で二人きりは避けるようにしている」
——自衛・・・してた
——私の思いもよらなかった視点で、厳しさと、優しさで。
なんなんだ、この人?くやしい、腹立たしい。情けない。
「茅野さん、今って彼氏とかいる?」
「…っつ!私!文芸局に異動したいんです!!そのために今無我夢中です!
恋愛なんてまったくわかんないのに、必死に…しがみついて…
誰と付き合うとか、本当にどうでもいい!!―――っ!?」
涙を流しながら叫ぶ結芽は、自分の唇が成川のそれと合わさっていることに気が付いた。
「…俺とつきあってみない?」
私が恋などしなくても【第1話】を読んだ感想
以上、第1話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
恋愛経験ゼロで女性向け恋愛マンガを担当する結芽は、自分とはまったく違うサポートの仕方で作家さんに接する成川に嫉妬しつつ、憧れているのかもしれませんね。
話の最後には、思いもしなかった成川からの告白とキス。この先がとっても気になりますね!果たして結芽の初めての彼氏となるのでしょうか?
次回最新話が掲載されるプチコミック5月号は2019年4月8日発売予定です。お楽しみに!