2019年3月25日発売のKiss 5月号から連載が始まった『おとなになっても』第1話!
Kissでも連載していた「こいいじ」の作者である志村貴子先生の新連載が始まりました。大人女性同士の普通の恋愛を描いた、「大人百合」を描く胸騒ぎの新連載です。
初回から展開が早く、読んでいくと飲み込まれていくストーリーになっています。
単行本化も楽しみな作品ですね。
今回は第1話の『おとなになっても』のネタバレ、感想をまとめました。
おとなになっても【第1話】の内容ネタバレ
小学校で教師として働く大久保綾乃。保護者との個人面談を終え、職員室に戻る。
「おつかれさまです。お先に失礼しまーす」
面談のあとの事務処理を終え、帰路につく綾乃。
「今日はいつもより時間があるな~。」
いつもは時間がなくて寄れない行きつけのダイニングバーに久しぶりに足を運ぶことにした。
「いらっしゃいませ。久しぶりですよね。カウンターでいいですか?」
「はい。なかなかこっちまで足を運べなくて…」
「そんなに遠くから来たんですか?」
急に話しかけてきたのは、隣の席で一人で飲んでいる髪の長い女性。
「え?え? いやココ最近は仕事が立て込んでて」
「へー。あ、まあカンパイ」
女性につられカンパイをする綾乃。飲み始めた二人…。
人通りが少ない暗い路地で、口づけを交わす二人の女性。
その女性達は先程の店で飲んでいたはずの綾乃と隣の席にいた女性であった。
「…あれ、いつお店出たっけ?」
「とっくに出たし、2軒めも行った。あと店もう閉まってる。」
「うそ~いつのまに。」
「うちすぐそこだから寄ってく?いいよ」
酔っぱらいながらとぼとぼと歩く綾乃。言われるがまま女性の家へとついていく。
「てゆーか、さっき私たちキスしてましたね~はじめてあった人と…こんなのはじめて」
頬の赤い綾乃に再びキスをする女性。すると、今度は綾乃が積極的にくる。
「…あんた何者?おとなしそうな顔して…」
「小学校の先生です」
「…マジ?…エッチな先生、また会える?私は、平山朱里です。さっきの店で働いてるの。」
「大久保綾乃です。」
「きれいな名前…」
――こんな出会いもあるんだな。その場のノリや勢い任せ。なんだろう、この隔てのなさ。
まさかキスも拒まないし…こんなの落ちるしかないじゃん!
翌日。二日酔いで伏せる綾乃。
「あー今日が休みで良かった…それにしてもハメを外しすぎた…」
すると、朱里から二日酔いを心配したメッセージが届く。
「おーマメだ。『大丈夫ですよ、そちらは大丈夫ですか?今日のお仕事に響かないといいけど』っと」
――来週あたり、またお店行きます。
それから何日か経った後。
「いらっしゃいませ~」
朱里が働くダイニングバー。予約の名前を確認すると19時に「大久保篤弘」という名前が。大久保という名前を見て、綾乃を思い出す朱里。
「大久保…大久保先生元気にしてるかな。はやく会いたいな…」
――カラン。
「いらっしゃいませ!」
「19時に予約をお願いした大久保ですが」
「はい、承っております!」
大久保と名乗る男性の後ろを見ると、そこには綾乃の姿が。
――え?
驚きで動きが止まってしまう朱里。
朱里をじっと見つめる綾乃は、男性の後ろを付いていきながら、ぼそっと囁いた。
「…主人です」
――本当に楽しみにしていました、一人で行くの。
本当のこと、言い出せず。ごめんなさい。
おとなになっても【第1話】を読んだ感想
以上、第1話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
初回の話なのに、とても展開が早くて飲み込まれてしまうストーリーですよね。
不思議な小学校の教師・綾乃とレズビアンの朱里の同性愛が描かれていくのかと思いきや、なんと最後に綾乃は結婚していることが発覚しました。
これからどう展開していくのか、続きが気になりますね。
次回最新話が掲載されるKiss6月号は2019年4月25日発売予定です。お楽しみに!