2019年2月25日発売のKiss 4月号に連載中の『おひとり様物語』第58話!
ひとりで立てる、わたしでありたい。
彼氏がいるけど微妙な関係に疑問を感じているOL、夫に距離を感じている既婚女性、彼氏ナシ独身 etc. 色々な形の“おひとり様”を描いた共感必至の大人気オムニバス・シリーズ!
単行本も大人気で、現在8巻まで発売されていますよ。
今回は最新第58話の『おひとり様物語』のネタバレ、感想をまとめました。
おひとり様物語【第58話】の内容をネタバレ
様々なかたちの「おひとり様」を描くオムニバス・ストーリー。
前話はクリスマスの時期に発売であったため、クリスマスの夜のおひとり様物語でした。今回の最新話は30代おひとり様女性があるきっかけできらきらと輝くお話です。
忙しい同じような毎日、想像していたような大人になれているのかと、ふと立ち止まって考えてみる…。
定時でなんか帰れず残業して、くたくたになって、帰ってから料理する気なんていきないから、改札を降りた先に明るい光を放つコンビニに寄る。
食べたいものを買って、家に帰ったら夜中なのにバカ食い。
だめだってわかっているけど、この夜中のバカ食いの背徳感がどこか甘美なのはなぜなのか・・・?
そのまま横になって、気が付いたら、朝。
朝起きて、化粧して、着替えて、会社行って、くたくたになって帰ってきて、コンビニ寄って、バカ食いして、そのまま寝る。もうこのルーティーンは何度目?
35歳になる三千花はおひとり様。
たまの休みには同じくおひとりさまの友人桂乃と食事をしながらガールズトークに華を咲かせるのが常。
「体に悪いと思っているんだけど、やめられないんだよね、バカ食い。
あーもううんざり。この自分を御せないカンジ?どうすれば変われるんだろ」
変わりたいけど、変える努力をするのは面倒くさい。恋もしたいけど、ときめくのは負担。
そんなやさぐれている三千花に桂乃は
「体鍛えな。あんたを救うのは『体力』よ」
自分も毎日ウォーキング20分を続けているという。
「『毎日』続けると、それなりに変わるよ」
自分と同じような日々を過ごしていると思っていた桂乃が、自分よりも意識高い系であったことに焦る三千花。
「私も毎日ウォーキング・・・いや、無理。どーせ変われっこないし」
ある日寝坊して仕事にも遅れ、半年前に買ったスカートもきつすぎて、くたくたになって帰宅していた三千花は、ふと今の自分を見つめなおす。
「ああ・・・わかってる、間違っている、自分を罰するようなこんな暮らし。
こんなにダメな私だもの。雑に扱うくらいでちょうどいいんだ。
いつからだろう?心が動かない。
自分自身も誰かのことも健やかに愛したいのに」
もんもんとしながら歩いていると、・・・ガッ!バタっ!
足を躓き、転んでしまう。
「あああー!!もう!」
さらに悲しくなったときに
「あの、大丈夫ですか!?足ケガされてますよ!中のスポーツクラブで休んでください!」
いきなりの男性の登場に戸惑っている三千花をひょいっとお姫様抱っこし、丁寧にけがの処置をしてくれた。
状況がうまく呑み込めない三千花に優しく接してくれるスポーツクラブの男性。
「大事なくて何よりです!」
——ドキン!
彼のはじけるような笑顔にドキドキと胸が高鳴る三千花。
久しぶりに胸が苦しくなるくらいの鼓動を感じたのであった。
動揺を隠すようにおもわず自分を卑下することを話してしまう三千花。
「私なんて、ほんとダメなんです。毎日くたくたで、やけ食いばっかりで、デブになってて!」
ああ・・・ドン引きされる!そう思ったその時
「———すごく頑張っているんですね。
毎日お疲れ様です。でも頑張りすぎないで。
自分が変わりたいと思ったとき、僕がお助けします。変われますよ」
固まっていた三千花の心と体は彼の暖かくまっすぐな言葉にちょっとずつほぐれていった。
「難しく考えずにご機嫌で笑っていよう。——きっと全てはそこからなのだ」
おひとり様物語【第58話】を読んでみての感想
以上、第58話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
仕事に疲れて毎日同じような日々、変わりたいと思っているけどきっかけもなく変われない、そんな女性の日常と心情の変化がリアルですよね。共感できる女性も多いのではないでしょうか?
おひとり様物語はオムニバス・ストーリーのため、毎回お話の主人公と内容は変わります。
次回はどんなおひとり様の物語が描かれているのでしょうか?楽しみですね。
次回最新話が掲載されるKiss5月号は2019年3月25日発売予定です。お楽しみに!