2019年7月25日発売のKiss 8月号に連載中の『東京タラレバ娘シーズン2』第4話!
「タラレバ言っていたらこんな歳になってしまった」2020年のオリンピック開催までにはさすがに結婚していたいと焦る、アラサー3人組の倫子・香・小雪。
そんな思いと裏腹に、毎日不毛な女子会での「ああだったら」「こうなれれば」のタラレバ話を繰り返す日々。
倫子達の恋に仕事に暗中模索する姿を描いた、大人気の前シリーズに続き、シーズン2が開始!
『東京タラレバ娘』を読んでいた人も、読んでいなかった人も、楽しめる新連載です。
今回は最新第4話の『東京タラレバ娘シーズン2』のネタバレ、感想をまとめました。
東京タラレバ娘シーズン2【第4話】のネタバレ
廣田令菜30歳、フリーター。東京出身で実家住まい。
夢や人生の目標のなかった令菜は、職場の先輩の昭子に連れられて行ったボーイズバーのオーナーのよしお1号から、仕事ではない人生の夢を持つことを勧められる。
忘れていた自分の子供の頃の夢が「結婚し家族を作り楽しく暮らす」だと思い出し、家族を持った同級生からもそれは人生のループをしている感じと聞かされ・・・。
私の夢が明確になった途端に、子供の頃の記憶が溢れ出す。
海行ったり、夏祭りでお神輿を担いだり、冬には雪だるまを作った。春にはお花見に行き、家族3人楽しく過ごした思い出がたくさん――
――で、今、コレ。親つまんねーだろうなー。もう目が死んでるもん、二人。いっぱい色んなとこ連れてってくれて、季節の行事もちゃんとやるタイプの家族だったのに。行事なんもやらなくなったな~。
でも私が結婚したらもう1回あれやれるんだ。私も、お母さんもお父さんも。
「…お父さん、お母さん。今まで育ててくれてありがとう。私、結婚する!」
突然の結婚宣言に呆然とする母と父。
「えっ…令菜、あんたいつ彼氏できたの!?」
「あ、違うごめん。そういう意味じゃなくて。相手はこれから探す!なるべく早い内に結婚するぞって決めたってこと!」
「…いいじゃない!お母さん応援するわよ!」
「とにかく私これから頑張ってみるから。お2人ともご協力よろしくおねがいします」
「婚活か…」
職場でさっそく先輩の昭子に婚活宣言をした令菜。くわしい話をするために、また仕事後にあのバーへ飲みに行くことになった。
「婚活は甘くないよ?」
「なんですか、人が夢に向かって一歩を踏み出そうとしてるときに…」
バーへとやってきた二人はカクテルを飲みながら話をする。カウンターの中にはよしおたちとオーナーがいた。
「レイチェル婚活するの?」
「あ、はい。もう30ですし、子供の頃の夢のために頑張ってみようかなって…」
「そっか、じゃあ今この中から1人選んで、デートを申し込んでごらん?」
突然のオーナーの提案に驚く令菜。
「婚活ってそういうことだよ。パーティーでもネットでも、この中から選んでアタックしなきゃ。選んでごらん」
一人一人を見ながら、どの人が良いか見定める令菜。全員を比べた上で出した答えは、
「すみません、選べません…」
「だろうね。きっとそうだろうと思っていたよ。でもねレイチェル。今からいいこと教えてあげる。世の中の女性は大きく2つに分けられる」
「…え?」
「自分の目の前にいる男達の中から一番好きな男を選べる女と、そこからは選べず、眼の前にいない理想の男を追い求める女。君はたぶん後者だ」
「…目の前にいない…理想の男…それってつまり、妥協しろってこと…」
「妥協じゃなくて優先順位さ。気にとって一番大切なことは何か常に意識するんだ。君にとって大切なのは『夢』だ。夢を叶えるために動くんだ。それは決して妥協なんかじゃない」
オーナーの話を聞いていた令菜は、腑に落ちたようであった。
「…なるほど。恋愛ではなく夢を軸に考えろってことですね…夢のために、その夢のパートナーになってくれそうって観点で相手を探す…。確かにその発想はなかったです…」
令菜はカウンターにいるよしおたちに目をやる。
「これは全員とデートしてみないと分かりませんね!」
――こうして廣田家、年中行事復活のための私の修行が始まった――
東京タラレバ娘シーズン2【第4話】を読んだ感想
以上、最新話第4話のネタバレでした!
自分の夢を実現するために、やっと婚活を始めることを決意した令菜。父と母の応援を受け、さっそく職場の先輩・昭子にも宣言します。
二人で訪れたバーのオーナーから、婚活に対する心構えを聞いた令菜は、自分が婚活する上で大切にすべきことに気がつくことができました。
オーナーのアドバイスどおり、婚活はうまくいくのか、今後の展開が気になりますね。
次回最新話が掲載されるKiss11月号は2019年9月25日発売予定です。お楽しみに!