2019年4月1日発売のBE LOVE 5月号に連載中の『ちはやふる』第214話!
2016年に映画化された話題作で、2019年10月からはアニメもスタート!
まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新。
大人しくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。
千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。
しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった…。まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリーです。
単行本も大人気で、現在41巻まで発売されていますよ。
今回は第214話の『ちはやふる』のネタバレ、感想をまとめました。
ちはやふる【第214話】の内容ネタバレ
クイーン戦に向け、熱が入ってきた詩暢と千早。
詩暢は百人一首のために始めたYouTubeが、まさかの方向に進んでしまいましたが、覚悟を決めた詩暢は勢いを取り戻します。
また、テレビに出たことで、千早の環境も変わっていきます。
新しい年を迎え、大舞台への実感を噛みしめる千早。心の中に仲間を連れて、いざ近江神宮へ…!
クイーン戦を控えた千早は友人のかなの家を訪れていた。
「ほんとうに行くんですね、千早ちゃん。冬の近江神宮へ。応援にいけませんけど、私の全部で千早ちゃんを守りますよ」
「かなちゃんにはずっとお礼を言わなきゃと思ってたんだ。読手さんの音源集めてくれたり。ずっと聴いてるよ。
ありがとう、かなちゃん。がんばってくるね!!」
千早はテレビのインタビューなどに取り上げられることが多くなり、全国的に知名度が上がってきていた。
『綾瀬さん、クイーンの若宮さんのかるたを表現するとしたら?どういう強さなんですか?』
『え………よかったら試合を、クイーン戦を見てください。どんなに言ってもわかってもらえない。私が若宮さんの最高の強さを引き出して、そのうえで勝ちますから』
千早が強気な発言をするインタビュー映像を、詩暢も観ていた。
「いさましいなぁ。言葉や大事にせんと言った瞬間わかるのは、それがないことや。勝つ勝ついうんは負ける人や」
1月4日、14時10分発ののぞみ39号。
千早と母、そして大盤係に任命された花野と田丸は近江神宮へと向かうため、乗り込んだ。
新幹線の中では、大盤係の二人は当日の動きを打ち合わせ、母は落ち着かない様子でそわそわとしていた。そんな周りの騒ぎにも集中を切らさず、千早はただ黙々と参考書に目を通すのであった。
16時22分京都着。山陽本線に乗り換え、大津駅下車。
大津駅に着いて駅の外に出ると、そこには詩暢がいた。
――ドクンッ
―――挑戦者は、浦安の間に入るまで、クイーンの目をみちゃいけなかった
流し目でニヤリを笑いながら千早を一瞥し、去っていく詩暢。
千早はその目に射抜かれ、動悸が止まらなかった。
――ドッドッドッドッ…
そして、琵琶湖ホテルにて名人・クイーン位決定戦、前夜祭が開かれる。
さきほどの詩暢の目線が頭から離れず、落ち着きのない千早。すると千早に気がついた関係者が続々と声をかける。
「君が挑戦者の綾瀬さんかい?おめでとうここまできて」
「期待してるわ」
「すごいなぁ。さあ早く早く中に入って。主役でしょう。ほら」
「始まるわよ、楽しんで」
背を押され会場に入ると、中にいた人たちがざっと千早を見る。
――ズンッ…!ドッドッドッドッドッ…
会場の空気にのまれ、青ざめる千早。
「主役とか、緊張するなー千早!」
後ろから耳慣れた声がする。振り返ると千早の緊張をほどいてくれる彼がいた。
ちはやふる【第214話】を読んだ感想
以上、第214話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
いよいよクイーン戦が迫ってきましたね!クイーン戦前に、詩暢の強さにあてられてしまった千早。
本番までにあの目線の恐怖から抜け出すことができるのか、新の存在が重要ですね。前夜祭を経て、本番のクイーン戦へと話は進んでいきます。
次回最新話が掲載されるBE LOVE6月号は2019年5月1日発売予定です。お楽しみに!