2019年4月1日発売のBE LOVE 5月号に連載中の『おこしやす、ちとせちゃん』第63話!
京の街のアイドル、キュートでショートなペンギン漫画! 小さな子ペンギン、ちとせちゃんが主人公です。あっちへふらふら、こっちへふらふら、今日も京都をうろうろします。心が和むほんわかストーリーです。
単行本も大人気で、現在4巻まで発売されていますよ。
今回は第63話の『おこしやす、ちとせちゃん』のネタバレ、感想をまとめました。
おこしやす、ちとせちゃん【第63話】のネタバレ
春まっさかりの今日このごろ。ちとせちゃんは動物園にお邪魔中。
「ほらーちとせもお父さんも早く行くで」
「千昭、いいやんか。ゆっくり回ろう」
「ふん」
「ちとせちゃん、ついてきてくれてありがとう。千昭最近元気なくてさ。春になったら毎年こうなんやけど。
ほら4月はクラス替えとか、部活のレギュラー入れ替えとかいろんなことが変わるから。
あんまり口に出す子じゃないから、なにか元気づけられたらなと思って。
最近僕と二人やと遊びに来てくれへんから助かったわ」
お父さんの腕の中で、千昭を見つめるちとせちゃん。
「お~…ゾウでっかくてかっこいいな」
「!」
千昭の言葉を聞いて、キョロキョロと何かを探しだすちとせちゃん。
何かを見つけトタトタと走り出す。
「あれ…ちとせは?…ってうわ!びっくりした!」
現れたちとせちゃんの手にはゾウのぬいぐるみやゾウのカチューシャなどがたくさん。
「売店から持ってきたん!?」
「あ~あ~お金払わな」
ちとせちゃんは千昭の言葉を聞いて、何か元気づけてあげたかったみたいです。
ちとせちゃんが持ってきてくれたゾウのカチューシャはお父さんがつけ、ぬいぐるみは千昭の腕の中に。
「あれ?ここ観覧車とかあったんや」
真ん丸な目を更に大きくして見つめるちとせちゃん。ブンブンと手を動かして、観覧車を指さしている。
「おっ、ちとせちゃん乗りたい?」
「え~~?俺イヤや」
「この観覧車お父さんが生まれるよりもずっと前にできたんやって!
ほら、ちとせちゃんと乗ってき。お父さん下から見てるし」
「まじかよ~…子どもっぽい」
「頑張れ千昭!変わることも大事や!」
「なにがやねん!」
口では文句を言いながらもちとせちゃんを抱っこして、観覧車へと向かっていく千昭であった。
希望通り観覧車に乗れて最初は喜んでいたちとせちゃん。
――ガタゴトガタッ!
「うわっめっちゃ揺れるやん!」
しかしだんだんと揺れが強くなり、怖くなってきてしまい、思わず千昭に抱きつきに行く。
「ちょっと!ちとせが乗りたいって言ったんやろー」
優しい千昭はちとせちゃんの手を引き、自分の隣に座らせる。
「なあけっこう高い…あっ京都タワー見える!すげえ!」
観覧車が頂上についた時、下をみるとそこには桜の花がたくさん咲いていた。
「この動物園こんなに桜が咲いてたんや。すげ~…」
二人は恐怖を忘れ、外を眺めながら桜の花に目を奪われる。
「山にもめっちゃ桜…
…春っぽいな!なんか元気出た!!」
二人が乗る観覧車からは楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
「楽しかった?」
「まあまあやったな!」
「またまた~」
――観覧車がくるくる回るようにあっという間に春は過ぎていく。
君の小さな悩みもいつか、あっという間に通り過ぎていくのだろう
おこしやす、ちとせちゃん【第63話】を読んだ感想
以上、第63話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
春は新しいスタートが多いですから、不安になる気持ちもわかりますよね。そんな千昭の不安を取り除こうと頑張るちとせちゃんは可愛かったですね。
というか、そもそもペンギンも動物園へ行って楽しめるんですね(笑)次回以降も、心がほんわかするほっとストーリーが楽しみです!
次回最新話が掲載されるBE LOVE6月号は2019年5月1日発売予定です。お楽しみに!