2019年3月1日発売のBE LOVE 4月号に連載中の『ハッピー!ハッピー♪』第65話!
22歳のときに事故で失明した香織は、盲導犬のハッピーや、親友、家族に囲まれて、力強く生きてきた。
時は経ち、ハッピーは盲導犬を引退、2頭目の盲導犬のティンクルを迎えることに。
最初は“2頭目”ということでの難しさもあったが、次第に前向きに歩み出す香織や家族、そしてハッピーとティンクル。長男・明光も小学生となりますます目が離せない、大人気感動ストーリー!
単行本も大人気で、現在13巻まで発売されていますよ。
今回は第65話の『ハッピー!ハッピー♪』のネタバレ、感想をまとめました。
ハッピーハッピー【第65話】の内容をネタバレ
「昭光、光晴、大事な話があるの。お母さんのおなかの中に赤ちゃんがいる!」
香織と昇からのサプライズに、口をあんぐりあけて驚く昭光。光晴はまだよくわかってないみたい。その隣でティンクルはスーピー鼻息を立てながらお昼寝中。
家族が増える喜びに包まれる一家であった。
母からハッピーの現状について話を聞く香織。最近は散歩に行ってもあまり歩くことがなくなってきたそう。
「私はね、香織!あんたが妊娠しているとこをハッピーが知ったら、なによりもの『歩く』と『生きる』の張り合いになると思うの・・・!」
「うん、私もそれを願っている。昭光と光晴のときも私のお腹の匂いを嗅いで気づいて喜んだものね。でもまだティンクルも気づいていないのよ?」
「知らせようがあるの!この布に、香織がトイレで100%をつけてちょうだい!」
興奮しながら布を差し出す母。照れて困りながらも香織はハッピーにために了承することにした。
「『知る』ハッピーの様子をお母さんが中継するからね」
その夜、香織は昇とともに母からの電話を聞いていた。
「ふふふ。お父さんと寝ていたハッピーの鼻先にアレを近づけたらハッとして目を開けたの!・・・嗅いでる嗅いでる!!目がキランキランしてきたわよ!しっぽぶんぶん!
あーもう、ハッピーのうれしよだれでぐしゃぐしゃよ!」
電話先から聞こえてくる母の嬉しそうな声と、ハッピーのプースーという鼻息。
「赤ちゃんがハッピーを長寿にしてくれると願いたい・・・」
喜びもつかの間、匂いをかいで香織を思い出したハッピーが玄関ドアの前から動かなくなってしまった、と母から相談を受けた昇と香織。
ハッピーのために香織を遠ざけていた主治医の昇だったが、状況を考慮し、ハッピーが香織と赤ん坊と会える方にした方がよいと判断を下したのであった。
現在の相棒であるティンクルがやきもちを焼いてしまわないように、ハッピーと香織の再会は細心の注意を払って行われることとなった。
「ティンクルの反応がすごく心配だわ」
ハッピーを連れた母と父が香織の家を訪れる。
「お母さんだけ中に入って。今日のところは私だけが玄関の外でハッピーと会うわ。
お母さんはティンクルと玄関にいて。怒りそうになったり、悲しそうになったら呼んで」
不安そうな顔でティンクルのリードを受け取る母。
そして、玄関の外に出ていく香織。外には父とハッピーが待ち構えていた。
「ハッピー・・・カム・・・!」
香織の声を聞きそっと近づくハッピー。真っ先にプースープースーと鼻息を立てながら香織のお腹の匂いを嗅いでうれしそうなハッピー。
「そうよ、ハッピー。おぼえてる?てくてく♪ゴーゴー♪」
「おぼえてりゃー使えそうだな、俺にも。ハッピー、ゴー!てくてく行くぞ!」
父の嬉しそうな声を聞き、乗り気になるハッピー。父とハッピーは楽しそうに散歩に出かけていった。
家の中に入る香織。
「お母さんどこ?泣いてるの?」
「うう・・・。外の様子を聞きながら嗅ぎながら、嬉しそうよ!あんたとハッピーに1ミリも腹を立てなかった、優しい子よ!ティンクルは!」
母の言葉に嬉しさがこみ上げる香織。
「ティンクル!カム!グーッド!」
——あっという間に優しい春が過ぎていく。温かいは情け深い心。その心と歩いてきた。
歩いていく——!
ハッピーハッピー【第65話】を読んだ感想
以上、第65話のネタバレでした!いかがでしたでしょうか?
香織とハッピーが妊娠を機に再会することができました。それを感じ取ったティンクルも喜び、二匹がとても良い子たちということがよくわかった話でしたね!
次回最新話が掲載されるBE LOVE5月号は2019年4月1日発売予定です。お楽しみに!