2019年4月8日発売のプチコミック 5月号に連載中の『深夜のダメ恋図鑑』第47話!
「浮気なんて男の本能みたいなもんだろ」「ウチの母親に料理教えてもらえよ」「キミの中にかけ込み乗車だ☆」
…深夜、3人の乙女たちにより繰り広げられるダメンズ談義。
「こんな男いるいる」と思わずにはいられないダメンズ話を持ちより、痛快なまでにブッタ切る!!
爆笑必至、リアルな恋愛ネタ満載のエッセイです!
単行本も大人気で、現在5巻まで発売されていますよ。
今回は第47話の『深夜のダメ恋図鑑』のネタバレ、感想をまとめました。
深夜のダメ恋図鑑【第47話】のネタバレ
いつか王子様が現れる。そう信じる乙女たちの恋愛図鑑。春がきて恋に盛り上がってきた3人。次こそ“ダメじゃない”恋がしたいんだけど・・・!?
古賀円さんの場合———。
最近土曜日によく映画館に行きます。映画は好きだし毎週楽しみにしてるんだけど――
「あれーっ古賀さん、やあ」
・・・ああ、面倒くさい人に会ってしまった。この人は同じ会社の渡さん(48)。私はこの人が苦手です。セクハラまがいのことをよく口にしてきて、気持ち悪い。
「古賀さん何見るの?チケット一緒に買ってあげようか?」
「いや、いいです。まだ決めていないんで」
避けたい円であったが、隣に勝手に座り、話しかけてくる渡さん。
「古賀さんは普段どんな映画見るの?僕はフェリーニの作品が好きでねえ」
「はぁ。『道』ぐらいしか知りません…」
「『女の都』って知ってる?僕のおすすめ。あ、だめだ。あれは男性器の名前がついた博士が出てくる映画だった。ごめんね」
ニヤニヤしながら語りかけてくる渡さん。
「……いえ」
引き続きニヤつきながら気持ち悪い発言を続ける渡さんに耐えきれず、円はすっと立ち上がる。
「古賀さん?」
「向こうでずっと泣いている女の子がいるんです。迷子かも。ちょっと声かけてきます」
「いや~止めておいたほうがいいんじゃない?最近ヘタに子どもに声かけたりすると、すぐ事案扱いされちゃうから」
「クソが」
「……え?」
にっこりと笑った円が渡さんの前にたち、話を続ける。
「渡さん、楽しいお話をありがとうございました。ここで私も小咄を一つ。
以前駅のホームで、私の真後ろでずっと携帯で話す男の人がいました。その人は携帯で話すフリして、ずっと卑猥な言葉を言い続けていました。私に聞かせるように。何がしたかったのかはわかりません。
そーゆータイプの変態に会っちゃったんですよ~。
……気持ちいいのは自分だけ。ただただ人を不快にして、一人エクスタシー感じているような人間。
キモすぎて吐きそう。…だと思いません?」
円は冷めた目で渡さんを見つめそう言い放つと、その場をあとにした。
――気持ちが悪い。こんなもの本気でコミュニケーションだと思って、その歳まで生きてきたんだろうか。女の子の我慢の上に成り立っていただけとも知らずに。お前のノーミソがすでに事案なんだよっ…!
渡さんを置き去りにした円は、女の子が泣いているチケット売り場の方へと歩いていく。
すると、チケット売り場にいたマスクをした男性が女の子に話しかけていた。
「…あれ?市来さん…?」
見知った顔に気がついた円。
「ちょっと、うちの子に何してるのよっ!」
女の子の母親が現れて市来が疑われそうになっていたため、割って入っていく円であった。
――別に、世の中の男みんながあんな奴だなんて思ってない。
事案じゃない人もちゃんといるって思ってるけどね…
深夜のダメ恋図鑑【第47話】を読んだ感想
以上、第47話のネタバレでした!
今回は前回の市来の回に円が登場するまでのお話でしたね。
職場の男性からセクハラまがいの言葉を、職場でもプライベートでもかけられるなんて、本当に気持ちが悪いですよね。円が強気に発言をしてくれて、少しスカッとしましたね。
市来を助けた円。今後二人の関係がどうなっていくのか、展開が気になりますね。
次回最新話が掲載されるプチコミック6月号は2019年5月8日発売予定です。お楽しみに!