2019年3月25日発売のKiss 5月号に連載中の『世界で一番早い春』第6話!
晴田真帆、26歳漫画家。大ヒット作品を描き上げ、いよいよ次の新連載を開始させるはずだったが、彼女の心には高校時代の「ある後悔」が引っかかっていて…。
単行本も大人気で、現在1巻が発売されていますよ。
今回は第6話の『世界で一番早い春』のネタバレ、感想をまとめました。
世界で一番早い春【第6話】の内容をネタバレ
晴田真帆は大ヒット作品を完結させた26歳の漫画家。
漫画賞を受賞するなど順風満帆の漫画家生活のように見えたが、実は真帆の描いてきた漫画は10年前に亡くなった高校の先輩・雪嶋の設定ノートを形にしたものだった。
この作品を先輩に返したいと願う真帆は、部屋で足を踏み外したことをきっかけに高校時代にタイムスリップしてしまう。
そして2回目の高校生活をやり直し始め、運命を変えられる感触を掴むが、再び雪嶋の死に直面する。
絶望の中、またタイムスリップを経験してしまった真帆は、同級生の嵐にタイムスリップしていることを打ち明けたのだった。
「タイムスリップなんて話をしてきた…いま相当困ってるんじゃないですか?場合によっては協力します。詳しく聞かせてください」
――嵐くんが言っていることは完全に図星だった。
突然3週目に入った私はあの時、パニックになった。
『初めて戻ったときは、設定ノートに吸い込まれた感じがあったけど、今回はノートにすら触れていないのに、なんで…?』
2周目で先輩は…本来より早く亡くなってしまった。だけど、命日が変わるってことは、伸びる可能性だって…。
「だから…晴田さんは雪嶋先輩を助けたいんですね」
タイムスリップの経験や、自分が何を目的としているのかを嵐に話した真帆。
「病気で亡くなる先輩に何ができるかわからないけど…。」
「でも、今回が3週目だとすると、情報が少なすぎますね。とりあえず思い出せる範囲で、1週目からの出来事を書き出してみてください」
「わかった」
真帆は嵐が用意したノートに出来事を書き出していく。
「そういえば、嵐くんはなんで過去に戻りたいの?」
「…誰にも話していない僕の秘密です」
嵐に連れられ、ある病室を訪れた真帆。
「お兄さんがいたなんて知らなかった…」
「父の出版社を継ぐのは兄の予定でした。でも未来で僕が編集者になっていたのであれば、おそらく10年の間に兄は亡くなったんだと思います。兄が事故にあったのは僕のせいなんです。」
「…え?」
「だから、過去に戻って兄を助けたい。これが僕がタイムスリップしたい理由です」
――なんとなく周りの誰も、事故の理由が嵐くんのせいだなんて思っていない気がした
「…嵐くん、私、頑張るから。絶対雪嶋先輩とお兄さんのこと、助けようね」
コンビニを訪れ、漫画を調べる二人。未来から来た真帆が知らない漫画が連載されており、状況が変化していることに気がつく。
「この漫画家さんも晴田さんのタイムスリップに関わっているのかも…。とりあえず現実的なところから調べていきましょう。あとは、設定ノートと同時に…雪嶋先輩を調べることを優先しましょう」
「そうだね。…嵐くん、探偵みたいだね!」
のんきな発言をする真帆に呆れる嵐。
「一人のときは不安だったけど、嵐くんがいてくれてよかった!」
世界で一番早い春【第6話】を読んだ感想
以上、第6話のネタバレでした!
タイムスリップについて打ち明けた真帆。嵐が味方について一緒に調べることができるのは真帆にとって安心できることですね。
お互いの目的を叶えるためにタイムスリップの謎を解いていくことを決意した二人。今後どんな展開になっていくのか、楽しみですね!
次回最新話が掲載されるKiss7月号は2019年5月25日発売予定です。お楽しみに!