2019年5月8日発売のプチコミック6月号に連載中の『痴情の接吻』第6話!
図書館で司書として働く 柏木和華。大好きな本に囲まれ 充実した毎日を過ごしています。
半年ほど彼氏はいないけれど、恋愛したいとも思っていません。
そんなある日、高校の同級生上条忍が、和華が勤める市立図書館に訪れました。
強引に、仕事終わりの和華に不動産屋への案内を頼む忍。高校の頃 突然キスをされて、しかも その直後“しまった”という顔をした忍と、これ以上は 関わりたくない和華でしたが…。
単行本化が楽しみな大人気作品です。
今回は第6話の『痴情の接吻』のネタバレ、感想をまとめました。
痴情の接吻【第6話】のネタバレ
本が大好きな図書館司書の柏木和華。そんな彼女の前に、高校時代の同級生・上条忍が現れる。
学生の頃、理由もなく彼からキスをされた和華は、彼を警戒。「これ以上関わらない――」そう決めていたのに、強引な彼から好条件で同居を迫られて・・・!?
――もう、ただの同居人じゃない。私、上条と付き合うことになったんだ。
…そうだ、合意の上で付き合うことになった現在、お互いいい大人だし、上条にしてみれば、もうなんの遠慮もいらないわけで…
…いつくる?…いつ…!?
もやもやした気持ちを抱えながら、入浴後にソファで読書をしていた和華。すると背後からそっと上条が和華の髪をすくう。
「…早く乾かしたほうがいいよ。髪、風邪ひくから。本に夢中になりすぎて夜更かししないようにね、おやすみ」
そう言うと、そのまま自分の部屋へと入っていく上条。
「…なんだ、しないんだ。って別に期待してたわけじゃなくて!待ち構えて損をしたというか…もう」
翌日、夜遅くまで本を読んでいた和華は寝不足のまま、仕事に取り組んでいた。心の中はモヤモヤが消えない。
――ひょっとして私、上条にからかわれた?…いや、もしかしてそもそも好きというのは嘘で騙されてる?もし、そうだとしたら…
「ちょっと!柏木さん!あれ!」
同僚からの声に和華が振り返ると、そこには上条が立っていた。
「近くで打ち合わせがあったから。これ、差し入れ。ついでに彼女に会いに来たんだけど、迷惑だった?」
笑顔でさらっと、恋人宣言をする上条に顔を真赤にして照れる和華であった。
その夜、和華が自分の部屋で読書をしていると、部屋をノックする音が。
「柏木まだ起きてるよね?ちょっといい?」
呼ばれて和華が外に出ると、そこにはホットミルクを持った上条が。
「昼間寝不足って言ってただろ。飲めばきっとリラックスできて、寝付きやすくなるよ」
――これって今日もとっとと寝ろってこと?上条って本当に私のこと好きなの?
「…か、上条、上条の部屋にいってもいい?」
勇気を出して上条の服の裾を掴み、呼び止める和華。
「ちゃんと話がしたくて…上条、な、何もしてこないから…」
「何かしてほしかったんだ?…僕はただ、柏木にもっと僕のこと想ってほしかっただけだ。まだそれほど僕のこと、好きじゃないよね?」
「そ、そんなこと…好きじゃなかったら、キスなんてしないわよ…」
「でも柏木と僕じゃ“好き”の温度差がありすぎる。僕の柏木への想いは狂気に近い。だから、見たかったんだ。柏木が僕のことで一喜一憂しているところ」
そう言うと、そっと和華の頬に手をのばす上条。
「ごめんね。僕にそこまでさせてるのは、柏木だよ」
和華の手をそっと握り、上条は自分の部屋へと向かってあるき出す。
「上条――――」
痴情の接吻【第6話】を読んだ感想
以上、第6話のネタバレでした!
和華が上条のことをとっても意識するようになったことがわかった回でしたね。
何もしてこない上条に振り回されている和華。とても可愛らしいです。
自分の気持ちを素直に上条に伝えたことで、状況は急展開していきそう!次回以降の展開も気になりますね。
次回最新話が掲載されるプチコミック7月号は2019年6月8日発売予定です。お楽しみに!