2019年5月8日発売のプチコミック 5月号に連載中の『黒子に恋は、いりません』第16話!
恋愛で苦い思いをしてばかりで「もう二度と恋しない。“黒子”として生きる!」と決めた、高校教師の里子。
けれどある日、学校イチのモテ王子・葵の裏の顔を知ってしまい・・・!?
そして、里子の元カレで今は同僚の教師・豪もなにかと里子に絡んできて・・・
単行本も大人気で、現在2巻まで発売されていますよ。
今回は第16話の『黒子に恋は、いりません』のネタバレ、感想をまとめました。
黒子に恋は、いりません【第16話】のネタバレ
高校生の時に付き合っていた豪先生に振られたトラウマで、二度と恋はしない「黒子」となった里子。
しかし教師として母校に戻り、豪の義弟・葵と両想いに。一方、海外生活中だった豪の妻・百梨子が帰国し、里子は豪との思い出に苦しめられる。
そして百梨子から、豪と里子の別れの真相を聞いた葵は、「俺たち別れよう」と里子に告げ・・・!?
「…別れようって…え、なんで…」
「先生はまだ兄貴に気持ちが残ってる。先生がオレに対する行動で兄貴への想いを打ち消そうとしてる、それが証拠」
「…だからっ…それは違うって…」
「先生の恋は終わってないよ。もう、ちゃんと認めて。
相手はオレじゃない。だから行って。行って、先生」
最後に笑顔を見せ、ゆっくりと里子から離れていく葵。
――追いかけたいのに追いかけられない。違うのに、成宮葵の言ったことは、全然違うのに。どうして動けないの…――
夏休みにも関わらず、仕事のために学校を訪れた里子。気がつくともう夕方。当直である豪と2人きりで職員室にいた。
普段のようにおちゃらける豪に、ふつふつと気持ちがこみ上げる里子。思わず涙が溢れる。
「ずっと…そんなっふざけた性格してんのならっ…なんでっ!なんで私を守ったりなんか…!」
――気持ちなんて知らない。豪先生とはもう終わってる。過去なんてもう知らない。なのに、なんで、こんなに苦しいの…
「阿呆。…お前が“来るな”って言ったのに」
――ぐいっ!
里子を引き寄せ、強く抱きしめる豪。そして涙を浮かべる里子の顔を上げ、激しいキスをした――。
数日後、再び学校で出会った2人。この前はキスをして、そのあとすぐ別れた。気まずい空気が流れるも、豪のおちゃらけで、話がはずみ、仲良く会話を楽しむことができた。
――私達は、先生と生徒だった。…でも今は――
「…百梨子に話をしようと思う」
真剣な顔で、里子に話しかける豪。
「…最初、お前が黒子になって戻ってきた時、これは自分のせいかもしれないって思った。だからお前が昔のお前に戻るのを見届けよう。葵と上手く行けばそれでいいって思ってた。…でも、駄目だった。沢村、オレはおまえのこと忘れられなかった。だから…」
部活を終え、帰る葵のことを遠目から見つめる里子。すると、気がついたのか、葵がこちらを振り向き、向かって歩いてきた。
真っ直ぐに葵を見つめる里子。視線を合わせ、そのままゆっくりと葵の横を通り過ぎた。
――ごめんね、成宮葵。好きだって言ったのに、言ってくれたのに。フラフラして。でも、もう終わりにする。だから、ごめんね――…
「ただいま」
家に帰宅した豪は、妻である百梨子に声をかける。
「…百梨子、少し話あるけど、いい?」
「――よかった。私も話があるの」
――…絶対、離さない…。私はあなたを愛し続けるわ―――
黒子に恋は、いりません【第16話】を読んだ感想
以上、第16話のネタバレでした!
葵の別れようという発言から、急展開を迎えましたね。やっと豪と想いが通じ合った里子。自分の気持ちを素直に受け入れ、豪と結ばれることを選びました。
豪は妻である百梨子に伝えようとしますが、そう簡単にはいかなそうです…。
次回以降もきっと衝撃的な展開が待っていることでしょう。続きがとても気になりますよね。
次回最新話が掲載されるプチコミック7月号は2019年6月8日発売予定です。お楽しみに!