2019年5月25日発売のKiss 7月号に連載中の『逃げるは恥だが役に立つ』第47話!
家事代行として働く森山みくりと内気な会社員・津崎平匡さんの契約結婚から始まった話題のラブストーリー。
1部は完結しましたが、大反響を受け連載が再スタートしました。単行本も大人気で、現在9巻まで発売されていますよ。
今回は第47話の『逃げるは恥だが役に立つ』のネタバレ、感想をまとめました。
逃げるは恥だが役に立つ【第47話】のネタバレ
とにかく眠い時期、あまり食べられないつわり時期がつづくみくり。もうすぐ安定期ではあるのだろうけれど、百合ちゃんの病気や平匡さんの職場など、心配事も絶えず…。
快適なマタニティライフの追求を第一に!ともいかない事情がある・・・。
「病理検査の結果が出ました。子宮体がんです。次回はご家族と来てください」
―――何これ、まったく現実感がない。え?がん?私が…?
病院でがんの告知を受けた百合ちゃんは、呆然としながら帰り道を歩く。
「家族…妹しかいないか」
みくりの母である桜に電話をかける。
「もしもし桜?ちょっとね、話があって」
「ああ!私も!みくりのこと頼もうと思って。私ね、ぎっくりやっちゃって~」
「え!大丈夫?」
「うん。お姉ちゃんは?どうしたの?」
「今日病院行ってきたんだけど…あたしね、子宮体がんだって。次回家族も連れてきてって言われたんだけど、桜もみくりも難しいわよね」
「え…!なんであたしこんな時に…ごめんね」
桜との電話を終えた百合は、一人涙を流していた。
母から百合の病気の件を聞いたみくりは、百合へとメールを送る。
病院への同行の件を聞くと、看護師の友人が一緒に行ってくれるとの返信があり、少し安心するも、力になれない自分を責めるみくり。
「はあ…仕事もできない、家事もできない、百合ちゃんの付き添いもできない、だめだめ…」
平匡が仕事を終えて家に帰ると、家の電気が点いておらず真っ暗のままであった。
「ただいま…なんで真っ暗なんですか?」
部屋に入ると、泣いているみくりの姿が。
「平匡さん…百合ちゃんが…」
「子宮体がん…」
「こんな時こそそばにいてあげたいのに、一番不安な時にひとりぼっちにさせてしまって…大事な人になんにもしてあげられない…」
「…僕もですよ。みくりさんがこんなにつらそうなのに、身体のことは代わってあげられない…。僕にできるのは、これくらい…」
そう言って、そっとみくりを抱きしめる平匡。
――ああ、なんだ。これでいいんだ。大事な人に抱きしめられると、それだけでこんなにも嬉しい。
「…私もつわりが治まったら、百合ちゃんをハグしにいきます」
そうして妊娠16週になるころ。
朝起きたみくりは気持ち悪さをまったく感じないことに気がつく。
「平匡さん!つわり終わったかもです!嬉しい~!」
その言葉を聞いた平匡は、ほっとして、布団の中で頭を抱えた。
「…よかった…ほんとによかった…」
――ああ、この人はものすごくものすごく頑張ったのだ。
今度はみくりがそっと平匡を抱きしめる。
「ありがとうございます。平匡さんもつらかったですね」
「つらかった…のかな?」
「つらいに決まってますよ。家族があんな状態で、自分も仕事して、家事も山積みで」
「ああ…そうか…女性のほうがつらいんだし、こんな時、男はつらいって言っちゃいけないんだと思ってた…」
出産予定日まで、あと24週―――。
逃げるは恥だが役に立つ【第47話】を読んだ感想
以上、第47話のネタバレでした!
つわりが続くみくりちゃんに届いたのは、まさかの百合ちゃんのがん告知の報せ。一番そばにいてあげたい時期にそれができない自分を責めてしまいます。
そんな時、平匡さんと久しぶりのハグをして、その暖かさを再認識したみくり。平匡さんが弱い姿を見せたときは自ら進んで抱きしめてあげていましたね。
百合ちゃんはがん告知を受けて、これからどうなっていくのか。つわりが落ち着いたみくりと平匡さんの生活はどうなっていくのか、今後の展開がとても気になりますね。
次回最新話が掲載されるKiss8月号は2019年6月25日発売予定です。お楽しみに!