2019年6月8日発売のプチコミック 7月号に連載中の『深夜のダメ恋図鑑』第49話!
「浮気なんて男の本能みたいなもんだろ」「ウチの母親に料理教えてもらえよ」「キミの中にかけ込み乗車だ☆」
…深夜、3人の乙女たちにより繰り広げられるダメンズ談義。「こんな男いるいる」と思わずにはいられないダメンズ話を持ちより、痛快なまでにブッタ切る!!
爆笑必至、リアルな恋愛ネタ満載のエッセイです!
単行本も大人気で、現在5巻まで発売されていますよ。
今回は第49話の『深夜のダメ恋図鑑』のネタバレ、感想をまとめました。
深夜のダメ恋図鑑【第49話】のネタバレ
千鳥佐和子さんの場合———。
――元カレのあれこれとか、その後出会った異性とのあれこれがあって、恋愛って超めんどくせぇ。そんなやさぐれモードに入っていた私ですが…
「結婚も超めんどくせぇよな…」
――実は先日お見合いをしました。というのも従弟から私のことが田舎の叔母さんに伝わってしまい…まあそれで結婚っていうのもいいのかもしんない。恋愛と結婚は違うっていうし。特別恋愛感情はなくても、相手の人にどこか一つでも尊敬できるところがあれば、それで決めちゃうってのも…
そんなわけでお見合いの日。
相手は○○生命という一流企業に勤める男性であった。
「えっと…都城さん、今どちらにお住まいなんですか?」
「杉並です。一人で」
「すごいですね、じゃあお仕事しながら家のことも自分でなさってるんだ」
「ええまあ。でも仕事が忙しくてね。それなりに責任ある仕事も任されてますし、「結婚」がその人の信用につながるところがありますからね」
「私も結婚しないってだけで穿った目で見られたりしますから。お互いやりにくいですよね…」
「ふっ…全然違いますよ」
「え?」
「あなたたちの場合には女同士の見栄とか主婦の井戸端会議レベルの話でしょう?気楽なもんですよ」
―――…えーと?
「僕の会社転勤も多くてね。日本全国を転々としたりするんです。佐和子さん、それ大丈夫ですか?」
「えっと…私にもそれまでに積み上げてきた人脈っていうのもありますし、あ、もしかしたら、最初のうちは別居婚っていうのもアリかもしれませんね。平日はお互い自分のペースで働いて、週末は二人の時間を作って…」
――あ、それいいかもしれない。子供がいたらまた違ってくるかもしれないけど、それまでは別居婚で少しずつ距離を縮めつつ、必要なときは助け合える関係性っていいかもしれない!
「え、それって結婚する意味あります?別居婚ってつまり、女性が家のこととか面倒を一切放棄して、好き勝手生きるのに都合の良い制度ですよね?それじゃ一人暮らしと変わらないじゃないですか」
――…そうだよ、変わらないよ?変わらず、自分のことは自分でするんだよ?…それの何が放棄なの??
「あ、もちろん仕事は続けていいですよ?家のことも疎かにしないのであればの話ですけど」
――ああ、この人は、この人が私に期待するもの含め、全てにおいて、女の仕事を下に見てるんだなぁ…
「あ、えっと…いきなり最初から別居婚だなんて言い出すのは、大変失礼しました」
――まあ、実際になんの興味もないからなんですけど。
「ただ、別居婚があなたの言う『女性が面倒を一切放棄』したいための制度なのなら、同居婚は、あなたが家のこととかの面倒を一切放棄するための制度なんですね」
佐和子は都城のことを真っ直ぐに見据え、さらっと言い放った。
――フラれました。
「あたし、何か間違ったこと言ってるかな…働いて、日々の糧を得て、税金を納めて、やってることは相手と同じなのに『好き勝手してる』『フラフラしてる』とは…。恋愛も面倒くせぇ、結婚も面倒くせぇ、息をするのも面倒くせぇ…!…これを面倒くさくなくするためには、やっぱり誰かを好きにならなくちゃダメだ。…彼氏も結婚もマストとは思わないけど、誰かを好きになることは悪いことじゃない。つーわけで、やっぱり恋愛したい!!」
思わぬ回路が繋がって、やさぐれモードから復活する佐和子であった。
深夜のダメ恋図鑑【第49話】を読んだ感想
以上、第49話のネタバレでした!
今回は佐和子さんのお見合いのお話でした。
男尊女卑の古い固定観念を持っている男性とのお見合いで、ついやらかしてしまった佐和子さん。相手を怒らせてしまいましたが、佐和子さんの考えは、納得のいくものですよね。
このお見合いをきっかけに、やはり恋愛がしたいと思うようになった佐和子さん。今後のお話の中で、素敵な男性との出会いを期待したいですね。
次回最新話が掲載されるプチコミック8月号は2019年7月8日発売予定です。お楽しみに!