2019年6月8日発売のプチコミック7月号に連載中の『恋愛ジャッジメント』第2話!
人気作家、和久原にこ先生の最新作です。
親戚のすすめで、急なお見合い話が持ち上がった恋愛ベタな女のもとに、謎の“お見合い調査人”がやってきた!?
「お見合い相手として相応しいか否か、私が調査させていただきます」ハラハラ・ドキドキのハッピーウエディングラブコメです!
今回は第2話の『恋愛ジャッジメント』のネタバレ、感想をまとめました。
恋愛ジャッジメント【第2話】のネタバレ
「お疲れさま、藤代紡希さん、ではまた明日」
ごくありふれた社内の挨拶のようですが、この男、同僚ですらありません。斑目さんは某御曹司のお見合い相手候補を調査するため、特権を使って会社の中なのに、朝から晩まで私を観察する役目なんだとか。
土曜日。会社は休みの日。ここは紡希の自宅。
「おはよう、藤代紡希さん」
「…な、なんですか…休日の調査はお断りして“わかった”って言ってましたよね!?」
突然押しかけてきた斑目を必死に追い返そうとする紡希。
「家には彼氏もあげたことないんです…」
「そうか、キミにも強情なところがあったんだな、安心した。中にはいれてくれないんだろう。ならばよろしい、5分待つ。きみが休日に外でどう過ごすかを見せてもらうことにしよう。支度をしたまえ」
「…は!?…5分!」
急いで支度を済ませた紡希は肩で息をしながら、現れた。
「きみは断らないんだな。断ってもよかったのに。きみの良いところで、悪いところだ」
――斑目さんが柔らかい表情をするようになった気がする。それがなんか、なんというかちょっと、落ち着かない…。
斑目に休日の過ごし方を聞かれた紡希がひねり出した答えは、人気のパンケーキ屋に行き、パンケーキを食べることであった。
「いいだろう。これくらい、お付き合いしましょう?」
お店に入ると、お店の雰囲気と合い絵になる斑目に少し気後れする紡希。パンケーキを注文し、出来上がるまでの間、話をすることになった。
「私は、恋や結婚は当然するべきものだと言うつもりはない。しないならしない、今でないならないでいい。なんとなくではなく、きちんと考えた上で自分の意思を決めているなら。だからきみが何を考え、どう感じているのか、教えてほしい、私に」
――私、こんな人会ったことがない。会ったことがなかった…
運ばれてきたパンケーキを美味しそうに食べる紡希。その姿をみて優しそうに微笑む斑目であった。
「あの、ひとくちいかがですか?お、美味しいものは一緒にいる人と分けたいじゃないですか」
「そうだな」
そう言うと、紡希が持っているフォークを、引き寄せ、そのまま口へと運んだ。
紡希の目の前には斑目の顔があり、赤くなってしまう頬。
「ま、斑目さんは彼女及び奥さんは!?」
「は?いたら休日にこんなことはしていない」
「ほっ…そうですか」
――今のなし!ほっとするのなし、しっかりして、私!この人はただの調査人で仕事で私を見ているだけで、でなければこんなことしている人ではないでしょ、だって、この人…この人は……この人は、いったい…?ただの調査人とは思えない。シンクタンクから駆り出されたって言ってたけど、いくら御曹司のためだとしても、そんなことある…?身なりは上品で、お育ちがよさそうで…まさか……お見合いの相手って…まさか…?
「どうした?」
「――――…!」
「急にどうした、食べすぎたか?気分が悪いのなら、家まで送ろう。タクシーを手配するから、ここで待て」
「いえ、ち、ちが…」
――いやだ、待って。私は小さい頃からどうしても欲しいと思うものがなくて、なかった、はずだった。
タクシーで家へと帰宅した紡希。部屋の前まで斑目は送ってくれた。
「ゆっくり休むといい。何かあればすぐ連絡を、では」
「斑目さん…家に…上がっていきませんか」
――まだ、離れなくない。
恋愛ジャッジメント【第2話】を読んだ感想
以上、第2話のネタバレでした!
急に現れた自分を調査する人物・斑目に少しずつ惹かれていっている紡希。
休日返上で自分のことを熱心に調査しにくる斑目に、もしかしたら斑目が御曹司本人なのではないかと思い始めます。
果たしてその予想は当たっているのか、次回以降のお話の展開が楽しみですね。
次回最新話が掲載されるプチコミック8月号は2019年7月8日発売予定です。お楽しみに!