2019年6月25日発売のKiss 8月号に連載中の『アリスとアマリリス』第17話!
生成ありす、小学5年生。美人なママと頑張り屋のパパと3人で暮らす、絵に描いたような幸福な家族。
しかし予期せぬ訪問者が現れて家庭は様変わりしてしまう──。厳しい状況の中、手を取り合うママとありすだが…?
単行本も大人気で、現在3巻まで発売されていますよ。
今回は第17話の『アリスとアマリリス』のネタバレ、感想をまとめました。
アリスとアマリリス【第17話】のネタバレ
リズが昔習っていた護身術の先生を頼り、仙台で新生活を始めたありすたち。
それから4年。専門学校に通うありすは、ユーチューブを通して、かつての同級生の友郎を見つける。
友郎が仙台に来ていることを知り、会いに行ったありすは、そこで理一に秘密を聞いて・・・?
友郎から理一の家の事情、学校で孤立していたこと、私立中学への進学などの話を聞いたありすは、いつも理一が自分を守ろうとしていてくれたことを思い出す。そして理一に会いたい気持ちを募らせていった。
ある日、朝起きるとテレビのニュースに黄田が逮捕されるシーンが流れていた。
「この男がママたちをつけ狙ってた借金取りよ。まちがいないわ。つかまったみたいね」
「うそ!?…終わったの…?」
「…どうかしら…。ニュースでは講談キャッシングの社員とは言ってなかった。あの男が講談キャッシングを辞めただけかも。講談キャッシングがなくなっていない限り、終わったとはいえないかも」
――終わってない…確かめたい…。
『グリコ チョコレート パイナップル チョモランマ登頂
あの神社に15日の水曜日、夕日が沈む前に来てください』
――私は友郎から聞いたあっくんの住所あてに手紙を書いて、差出人は無記名のまま、それを投函した。
リズはお世話になっている護身術の道場で師範として稽古をつけていた。稽古が終わると、師範の松岡から呼び止められた。
「リズ、お前、ヒロキを殺したのか?」
「は?」
「ココが言ってたぞ。お星様になったって」
「…ああ。説明が面倒なんで、そういうことにしてるんです。だって勝手に出ていったし…でもいつか子どもたちに会いに来てくれるといいんですけどね…ココのことも知らないし…」
――水曜日、学校を休んであたしは新幹線の切符を買った。学割でも往復約2万円は痛手だったけど、高速バスでは日帰りできない。ママにバレずに東京に行くには、新幹線に乗るしかなかった。…あっくんは手紙を見てくれただろうか。見てくれたとして、あたしだと気づいてくれるだろうか…
一方、タイでクリーニング屋を営む一人の日本人男性がいた。
馴染みの客が持ってきた日本の写真を見せてくれていた。
「弟が春に日本に行ったの。ネットで知り合った友達がセンダイに住んでて…センダイって知ってる?」
「知ってるよ。行ったことはないけど」
「これが弟よ。ちょうど桜の時期で、すごくキレイだったって」
ピースをして写る男の後ろに、見覚えのある3人の親子の姿が写り込んでいた。
「…こ、この画像をもらえるかい?」
――リズ、変わらないな…。ありす、大きくなったなあ…。それからこの子は…6歳ぐらいか。…俺にそっくりだ…
東京に到着したありすは、一人、手紙に書いた神社へと向かっていた。
長い階段を一段ずつゆっくりと登る。
登り終えた鳥居の下に、一人の男性が立っていた―――。
アリスとアマリリス【第17話】を読んだ感想
以上、第17話のネタバレでした!
仙台で会うことができた友郎から、理一の状況を聞くことができたありすは、事情を確かめるために、東京で理一に会うことを決意します。
無記名で出した手紙で自分だと気がついてくれる保証はなかったけれど、当日そこには一人の男性の姿がありました。
果たして再会した二人はどんな会話を交わすのか、続きが気になりますね。
次回最新話が掲載されるKiss9月号は2019年7月25日発売予定です。お楽しみに!