2019年5月25日発売のKiss 7月号に連載中の『世界で一番早い春』第7話!
晴田真帆、26歳漫画家。大ヒット作品を描き上げ、いよいよ次の新連載を開始させるはずだったが、彼女の心には高校時代の「ある後悔」が引っかかっていて…。
単行本も大人気で、現在1巻が発売されていますよ。
今回は第7話の『世界で一番早い春』のネタバレ、感想をまとめました。
世界で一番早い春【第7話】のネタバレ
晴田真帆は大ヒット作品を完結させた26歳の漫画家。
漫画賞を受賞するなど順風満帆の漫画家生活のように見えたが、実は真帆の描いてきた漫画は10年前に亡くなった高校の先輩・雪嶋の設定ノートを形にしたものだった。
この作品を先輩に返したいと願う真帆は、部屋で足を踏み外したことをきっかけに高校時代にタイムスリップしてしまう。
そして2回目の高校生活をやり直し始め、運命を変えられる感触を掴むが、再び雪嶋の死に直面する。
絶望の中、またタイムスリップを経験してしまった真帆は、同級生の嵐にタイムスリップしていることを打ち明け、ふたりはタイムスリップの真相解明に乗り出すのだった・・・!
「先輩…気合入ってますね。…背景なら私が手伝いますから、先輩は新しい作品を作ってくださいよ」
部室で黙々と背景を書き進める雪嶋に声をかける真帆。
「お前は俺を手伝ってる場合じゃないだろ…十分実力があるんだ。自分の漫画を描けよ。ここは漫画を作る部活だ。絵だけ描きたいなら美術部へ行け」
「じゃあ…原作希望の僕も入部できませんかね」
そこへ嵐がやってくる。
「あっ嵐くん!実はお話作りが趣味で!漫画の原作やってみたいって入部してくれるんですよ!」
「…勝手にしろ」
また別の日も部室では、雪嶋はひたすら背景を書き続けていた。その様子を見た2人はこそこそと相談を始める。
「雪嶋先輩…まだ背景ばっかり描き続けてるよ。なにかに取り憑かれたようでちょっと怖くない?」
「1周目とも2周目ともまた違うルートをたどっているということですね…デビューのタイミングを変えたから、その後の未来も全く別物になったんでしょうか?…うーん…」
真相は幾日か前に遡る。雪嶋が担当の編集と話をしていた時のこと。
『雪嶋さんにいい話があるんですよ。ギャグ漫画家のゴリラ丸男先生ってご存知ですか?実はそのゴリラ先生から雪嶋さんに是非アシスタントに入ってほしいとお話があったんです』
『俺が…アシスタントですか?』
『仕事は土日のみ。週刊連載のペースを見られる絶好のチャンスですし、現場は勉強になりますよ。学生さんでこんなにクオリティーの高い背景描ける人ってそうそういませんからね』
――…言え…その背景は全部…後輩が描いたんだって…言わないと…
『すみません…少し…考えさせてください』
――求められてるのは…晴田の画力だ…。
また別の日。漫画部の部室に来客があった。
「コンニチハ!」
入ってきたのは、飴を咥えた長髪の女性。
「どどっどなたですか!?」
「はじめまして…かな。ゴリラ丸男だよ。雪ちゃん」
「!?」
突然の漫画家の登場に驚きを隠せない3人。
「すみません…アシスタントの件はお断りしたはずなんですけど…」
「なんで断るの?絶対来た方がいいよ」
「俺の…デビュー作の背景は全部…ここにいる晴田が描いたんです。すみません…悔しいけど俺にはまだ…晴田ほどの作画はできません」
「雪ちゃん…俺の漫画よんでる?なら分かるでしょ。繊細で緻密な背景はいりません。俺はね…雪ちゃん。君のネーム力含めた全ての才能に興味があるんだ。改めて…俺の原稿手伝いに来てよ」
「あ…あの!突然空気読まずすみません!僕たちも漫画家を目指している漫画部員なんですが、ゴリラ先生の仕事場を見学させてもらえませんか!?」
「え、全然いいよ。雪ちゃんが来てくれるならね」
「…先生…勉強させてください」
「うん、よろしく!」
世界で一番早い春【第7話】を読んだ感想
以上、第7話のネタバレでした!
今回のお話では、タイムスリップのキーとなるゴリラ丸男先生が登場してきました。
しかも雪嶋先輩をアシスタントに迎えることが決まり、真帆と嵐も職場へのおじゃまするチャンスを手に入れます。
何かタイムスリップに関わるヒントが見つかるでしょうか?雪嶋先輩が書き留めている設定ノートも、何かヒントになるようですが、まだまだ真相はわかりませんね。
今後どんな展開になっていくのか、楽しみですね!
次回最新話が掲載されるKiss9月号は2019年7月25日発売予定です。お楽しみに!