2019年7月8日発売のプチコミック 8月号に連載中の『深夜のダメ恋図鑑』第50話!
「浮気なんて男の本能みたいなもんだろ」
「ウチの母親に料理教えてもらえよ」
「キミの中にかけ込み乗車だ☆」
…深夜、3人の乙女たちにより繰り広げられるダメンズ談義。
「こんな男いるいる」と思わずにはいられないダメンズ話を持ちより、痛快なまでにブッタ切る!!
爆笑必至、リアルな恋愛ネタ満載のエッセイです!
単行本も大人気で、現在5巻まで発売されていますよ。
今回は第50話の『深夜のダメ恋図鑑』のネタバレ、感想をまとめました。
深夜のダメ恋図鑑【第50話】のネタバレ
市来信博、27歳。姉と妹に挟まれて育った俺は、正直、こいつら(女)には何も期待はしていなかった。のだが…
映画館でひょんなことからピンチを知り合いの女に助けられ…流れで一緒に映画を観ることになった。
「ありがとう、正直助かったわ」
映画後に二人でお茶をしていると、円が口を開いた。
「実はさっき、会社のセクハラオヤジに捕まって困ってたの。市来さんのおかげでうまく逃げられたわ。ずっと下ネタ言ってこっちの反応みて喜んでる50前のおっさんよ、最悪」
「え、何。あんたそーゆーのダメなの?アンタら女同士でもよく下系の話もしてんじゃん。それなのになんで会社の人はダメなんだよ」
思ってもしない市来の発言に、怒りスイッチが入った円。
「貴様はアホなのか?貴様『女の子同士でお風呂って入るじゃん。だからオッサンも一緒に入っていいだろ?』とでもいうのか?」
「…いや、まあ。その人アンタの気を引きたかったんじゃないの?」
「いや、もうただただキモイ」
「なんでアンタらっていつもそんな偉そうなの?いつも自分が『選ぶ』立場で。相手に対してそんな尊大だからそれなりの奴しかよってこないんだよ」
「…確かにそうですね。まあ、私付き合ったこと無いからわかんないけど」
「…え?」
「いやまああるにはあるけど。端的に言えば、やったことないんですよね」
「…うそだろ?男のことしらないくせに、いつもそんなにエラそうにしてたの?それって、言ってて恥ずかしくねーの?」
少し馬鹿にしたような態度で円に言葉を投げかける市来。
「別に。自分の価値が男に入れてもらうことで決まるとも思わないから。それともなに?男たちの価値はその出し入れで決まるの?」
――あれ?俺、あいつら(姉妹)と同じこと言ってね…?言ってること同じじゃねえか…あいつらと…同類…
自分が嫌っていた姉妹と同じようなことを円に話していたことに気がついた市来は、一人落ち込む。
「…わるかったよ…俺、アンタのこと、男をより好みして、とっかえひっかえしてるやつかと思ってて…」
「まじかよ」
「えと、それで、その、だから…俺は別にアンタのこと、嫌いじゃないから」
「…それはどうも」
――なんの宣言だよ、そりゃ。くそ…調子狂う…。
「あたしはスキだよ」
「…え?」
「今日の映画。市来さんハマるのわかるわ。私もテレビシリーズ観てみようかな。そしたらまた、付き合うよ、映画」
――そのとき俺は初めて、ずっと楽しみにしていた映画のことがすっかり頭から抜け落ちてたことに気づいたのだった。
深夜のダメ恋図鑑【第50話】を読んだ感想
以上、第50話のネタバレでした!
今回は映画館で偶然出会った円と、市来のその後のお話でした。
親子連れから白い目で見られていた市来を救った円と、セクハラオヤジから円を結果的に救っていた市来は、一緒に映画を観て、その後恋愛についてお互いに語りあいます。
今までしらなかったお互いの意外な面が知れて、少し距離が縮まったようにも思えますね。二人の関係に進展はあるのでしょうか?
次回最新話が掲載されるプチコミック9月号は2019年8月8日発売予定です。お楽しみに!